猫が燃えるけど助かった夢
私は実家にいます。現実では一年以上帰っておりません。住む人もなく、荒れ果てているはずの実家です。
現実ではとうに亡くなっている母が、病に伏してベッドで寝ています。ここまでは過去実際にあった状況です。一つ違うのは、浮浪者らしき50代後半以上の男が家に入り込んでいたことです。
最初は母の部屋にいたように思います。私は男に出て行くよう何か言ったと思います。その際、母に気づかれないよう、心配させないようにしたと思います。そして、仏間に移動させ、なんとか母を起こさずにすんだことにほっとしました。
その後どういうやりとりがあったのかわかりませんが、私は庭に出ていました。
家の前の道路に、暗い色の車が停まっています。その車の左半分は、家と道路の間にある水路に傾き落ちていました。ですが、中には平然と仮眠をとってるらしい先の浮浪者がいました。
そこに、とうに亡くなった飼い猫が現れます。猫が、収穫後の乾いた稲の根元を残した田んぼの中で遊んでいたら、稲の一部が突然マッチを擦ったかのようにパチっと発火したのです。
火は猫にたちまち燃え移りました。
猫は取り乱して駆けていきます。
私は田んぼが火事になっては困るので、田んぼと猫どちらを先に消火すべきか迷います。幸い田んぼの火は消えたように見えたので、猫に目をやりますが、追いつけそうもないくらい遠くへ行ってしまいました。
かと思ったら、向こうから駆け戻ってきて、自ら家の前の水路に飛び込みました。
私は猫が流されるだろうから掬い上げなければ、と水路に駆け寄りますが、マンガのように一度水に浸かってから飛び上がってきました。
私は猫が助かって良かったと思いました。
火が燃え移った怪我は確かめていません。
●●夢のメッセージ
何度も試行錯誤を重ねた結果、振り出しに戻ってきたようです。
無駄になったのではなく、最初の選択が最適だったことがわかったのですね。
★★夢のキーワード
実家、母→回顧、母性
病気→原因
浮浪者→否定、逃避
移動、自動車、火、走る→エネルギー、活動
庭→余裕、居場所
道路→計画、工程
眠る→回復、休息
猫→愛情、自立
田んぼ→成長
消火→処置、対策
水→気持ち