塾の選び方の手引き。信じるものを信じよう。
どの塾にすればいいか。
何を重視して選ぶべきか。
値段?実績?講師の質?サービス内容?駅近などの利便性?
塾選びの際に、重視する点は人によってさまざまだと思います。
数多ある塾の中で、なぜこの塾にしたのか。
はっきりと理由を言えるご家庭はそう多くないでしょう。
今回は、塾やさまざまな家庭教師会社で勤務経験のある塾長が、正しい塾の選び方と大手と私塾の違いについて、わかりやすく説明していきます。
ありがちな勘違い
月額料金が高い=講師の質が高いは間違い⁉︎タイプ別 大手が合う人、合わない人
まとめ 塾選びは何を信じるかが重要
1. ありがちな勘違い
月額料金が高い=講師の質が高いは間違い⁉︎
塾の質を担保しているものは、当然得られるサービスの質ですが、その中でも最も大きい比重を占めるのは、講師の質であると言っていいでしょう。
ここでは、月額料金が高いということは、質の良い講師が多いということでは、決してないという話をします。
塾や家庭教師会社が占める経費の割合を見ると、広告費やテナント代がそのほとんどを占め、月額料金が高い塾は、広告費に多額のお金を投じていたり、駅近などの高いテナント代を占めているということです。
一方で、講師は学生アルバイトが多く、人件費の占める割合はどの塾も然程変わりません。
当塾長の体験からすると、どの塾や家庭教師会社も講師の質に大きな差はなく、バイトや業務委託により講師を雇っている塾も少なくないので、同じ講師が月額料金の全く違う塾で働いているということも珍しくありません。
もちろん、サービスに含まれるのは、講師の質だけではありませんが、高いお金を払っているのに、講師側の質が悪いという主張は、上記の理由により全くの見当違いであり、高いお金は広告費とテナント費を支払っていると考えた方が良いでしょう。
2.タイプ別 大手が合う人、合わない人
大手に合う子
→駅近で自習室を使いたい
→大人数の集団授業の方が好き
→基礎学力が付いていて、志望校が決まっている
→自分で予習復習ができる
大手に合わない子
→自分のペースで勉強したい
→勉強計画を立ててもらいたい
→質問をしながら進んでいきたい
→先生との距離が近い方がいい
大手は、安定した実績と確立されたメソッドにより、志望校合格までの道のりへのレールを敷いてくれます。そのレールに沿って、列車に乗り続けることができれば、合格できる確率は高いでしょう。
しかしながら、元々の基礎的な学力を欠いていたり、怠け癖がある子などは、このレールから外れてしまいます。また、レールから外れても列車は走り続けてしまうので、一度置いてかれると修正が難しくなります。
一方で、個別指導や小さな私塾などは、先生との距離感が近く、自分に合ったペースで進められることが多いです。
大手と違い、塾内の方針は、塾毎に大きく異なりますが、個々の生徒への面倒見は大手よりも良い傾向が高いです。
上記のように、タイプ毎に大手が合うか、小さな私塾が合うかは人によって様々なので、一概にどちらが良いというのではなく、自分に合った塾を選びましょう。
3.まとめ 塾選びは何を信じるかが重要
これから勉強をしていく上で、塾選びはとても大切です。
塾選びには、いろいろな要素を考慮に入れる必要がありますが、最終的に1番大切なのは"何を信じるか"だと、私は思います。
大手の実績を信じ、確立されたメソッドに従い勉強をするのも良し
実績こそあまりないけれど、尊敬できる先生を見つけ、信じて勉強をするのも良し
自分の中で、信じれるものを見つけることこそ、塾選びにおける最重要事項であると、そう信じています。
一度、信頼できる塾を見つけられれば、あとは従って付いていきましよう。
信じてついていけば、必ず良い結果になると思います。