公害防止管理者認定講習修了記 その1

前回、「合格体験記(1級ボイラー編)」を書くと最後の記事に書かせて頂きましたが、2022年度の公害防止管理者(大気3種)認定講習に無事修了する事ができました。
忘れないうちに、こちらを先に記事にさせていただきます。
一級ボイラー編は近々記事にさせて頂きます。
申し訳ありません。


そもそも本資格が必要になった理由

そもそも本資格が必要になったのは、筆者が勤めている工場では公害防止管理者(大気3種)が必要であり、代務者含めて最低4人必要としています。
しかし先輩方の高年齢化が進み、近々有資格者の方が大量に引退されるとの事で会社を挙げて本資格の取得推進が行われています。
筆者は他に受験する資格が控えていた事もあり、今回は認定講習での取得を選択しました。

認定講習について

そもそも「「認定講習」ってなに??」と思われた方も多いはずです。
本資格には受験合格と認定講習の2つがあります。

試験

学歴・年齢・実務経験等の制限は無く、誰でも受験できます。試験に合格すると「試験合格証書」を貰えます。

認定講習

講習区分ごとに定められている資格・実務経験を満たした上で「一般社団法人産業環境管理協会」が開催する認定講習会(4日間)に参加し、最終日に修了試験を受けて一定の成績を収めると「修了証書」が発行され、資格と同等の効力があると証明されます。
→筆者は認定講習にて取得しましたので、こちらを主に説明します。

ここ重要で、認定講習の場合「修了証書」であって「試験合格証書」ではありません。
※詳しくは「一般社団法人産業環境管理協会」のHPをご覧ください。

「修了証書」と「試験合格証書」では明確な違いがあります。

公害防止管理者試験の免除科目が無い。

例えば、公害防止管理者大気3種の「認定講習」で「修了証書」を受けて、公害防止管理者大気1種を受験しようとした場合試験合格者であれば免除科目がありますが、認定講習修了者にはありません。

認定講習には科目合格が無い。

これは会場におられた係員の方に確認しましたが、仮に修了試験に落ちたとして科目合格(大気3種は5科目)あるのか聞きましたが無いとの事です。
→これについては「その2」で説明いたします。

認定講習は全国9か所で実施されており、私は日程の関係上東京会場の講習会に参加しました。
筆者の周りの修了者に聞きましたが、会社の所在地がどこであれ9か所のどこでも会場を選べるそうです。
※2024年度からはe-ラーニング講習も選択できるようです。

認定講習受講にあたり、協会よりテキストの購入を勧められますが、当日会場でも販売されておりますので、早急に揃える必要はないと思います。
※当日販売分は数に限りがあるとの事でした。
筆者は講習前に過去問のみ購入しました。

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最低限これは必要となります。
→詳しくは「公害防止管理者認定講習修了記 その2」で説明いたします。

いざ講習会場へ

会場自体は広く感じましたが、後方の席だと見えにくいとの事です。
後方の席に配慮し、プロジェクターを設置してありましたが後方に居た参加者の話では、講師の文字があまり見えなかったとの事でした。
筆者は教壇より3列目の好立地でした(笑)
しかも全席指定です・・・。
今回は3人用の机を2人で使用し、若干広いように感じました。
※コロナ前はすし詰め状態の会場もあったとか。

筆者の場合、講習会費用+宿泊費+交通費と全て併せえて10万円程度の出費となりました。
通常の試験費用が1万円前後ですので、講習会費用だけで10倍程度掛かり時間も4日間拘束されます。
※筆者の会社は講習会費用しか出ませんので、6万円の赤字です・・・。

これで修了試験の合格者が60%前後となると、講習を受ける前から気が気ではないと思います。
※筆者も合格が分かるまで毎日憂鬱でした。

次回は

「公害防止管理者認定講習修了記 その2」として
具体的な講習内容や勉強方法について記事にしたいと思います。


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