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チェコ遠征記#6 まとめ、そしてこれから

遅くなったけどチェコ遠征の振り返り。語りが多くなってしまうかも。

本戦

トレキャン期間は毎日書いていたけど、本戦期間はなんとなく書く気になれず。記憶も薄くなってきたけど覚えている範囲で書きます。
まず1日目、スプリントリレーだが、自分のせいで記録は残らず。本当は三軍で出場する予定だったけれど、急遽二軍の1走になった。正直、1走を務めることはけっこう納得していた。筑波でたくさんファシュタをしていたし、海外選手を追うフィジカルはあると思っていたから。想定どおり前半はかなりの高順位。でも後半、パーク的な開けた地形で引っ掛かってしまった。原因としては、パークは未対策であったこと、それもあってナビゲーションの切り替えができなかったこと、他の選手と交錯することが多くつられてしまったこと、それらに気づいて焦ったこと、だと思う。久しぶりの失格で絶望&頭が真っ白になった。チーム競技は個人競技より重要でないとも聞くが、私にとってはチームの方が大事。個人であれば失格は自業自得で済むけれど、チームは責任が重い。みんなが真剣にレースを繋いでくれたのにと思うと、申し訳ないし、自分が本当にだめな人間だと思ってしまう。しかも世界の舞台でそれをやってしまったことは本当に猛省。それでもチームのみんなが励ましてくれて、良かったよって言ってくれて、本当に救われた。その後レースが控えていたということもあって、すぐに切り替えた。今思うと、自分のせいで失格というストレスフルな状況の中でも前に進むしかなく、ひたすら自分をコントロールして自分を奮い立たせていたなと思う。周りをすぐに気にしてしまう自分にとっては辛かったな。
2日目はスプリント。正直スプリントは得意ではない。練習して苦手意識はかなり減ったけれど、周りがとても速いから相対的に下手になる。とにかく現在地を把握し続けること、失格にならないことを最優先に走った。実際は現在地が分からなくなってミスタイムがついてしまった。スプリントは気を抜かないことが本当に大事だなと思った。

最終コントロール


3日目、ロング。やっとフォレスト!やったーという思い。やっぱりオリエンテーリングは森ですね。距離が長いと聞いていたけれど、レース前からかなり落ち着いていた。体力はあるから距離が多少長いのは許容範囲、あとは焦らず走るだけ。出走が早かったので雨が降っていた。雨は落ち着くから割と好きかも。盛大に迷ったり、海外選手がポストの位置を教えてくれたり、捻挫したり、けっこういろんなイベントがあるレースになった。結果は良くもなく、悪すぎもせず、という感じ。それよりは、タフなコースで15kmを2時間以上かけてでも走りきったことがかなり自信になった。


4日目はレストデイ。ということでピルゼンを観光した。ビール博物館でビールを飲んだり、大聖堂に行ったり。一門長ともオンラインで面談して、翌日の打ち合わせ。ありがとうございました!

チェコで人生初ビールは豪華すぎる!

5日目、ミドル。今回の大会でのターゲットレース。ミドルは、春インカレのWUFで優勝したり、競技に力を入れ始めた時期にたくさん走っていたこともあって、思い入れのある競技。テレインも平らで白くてきれいで、走りやすかった。本当に楽しかった。最初少しミスをしてしまったけど、その後は海外選手に食らいついてそこそこ納得できる結果だった。

テレイン内でブルーベリー取ってきちゃった😋


6日目、フォレストリレー。1走。フォレストリレーの1走は得意ではない。かなりトラウマもあり、今回克服しようと思ったけどだめだった。失格ではないものの、チームのメンバーに迷惑をかける結果になってしまった。ほんとにごめんなさい。世界のファシュタはレベルが高すぎる。

JWOCを振り返って

まず、皆さん、たくさんの応援をありがとうございました。本当に力になりました。
レースの結果が悪かったり、レース中ミスしてしまったとき、やめたいなと思ったりこんなので日本に帰れないと思ったりしたけれど、日本でたくさんの人が応援してくれていると思うと頑張れた。
正直私は日本チームの中でも実績、実力共に一番下で、本当に自分が代表になっていいのかとか、ついていけるのかとか、様々思うことはあった。でも日本チームのみんなが受け入れてくれて、認めてくれたから本当に嬉しかった。筑波の同期2人がいたこと、オフィシャルにも筑波の先輩がいたことはかなり大きかったと思う。本当にありがとうございました。私は2人には到底及ばないけど、2人の姿を見て自分も頑張らなきゃと思えた。私がミスして帰ってきても、頑張ったねって言ってくれて、「結果」ではなく「頑張ったこと」を認めてくれたことが本当に嬉しかった。遠征期間中楽しかったし、いつもどおりの自分でいられた気がする。
出国してからトレーニングキャンプ、連日の本番とかなりタフな日々だったけれど、不思議と疲労感はなかった。適度なタイミングで帰国を迎えたなと思うけど、やっぱりみんなと過ごすのは楽しかったし、もっとチェコでオリエンテーリングしたかったし、観光したかったな。
今回の遠征では自分の弱さ、日本の弱さを痛感した。応援してくれた人たちの期待に応えられなくて申し訳ないという思いもある。でも全部ひっくるめて本当に貴重な経験になったなと思う。トップオリエンティアの走りを隣で見て自分に足りないものを知ることができたし、大舞台での緊張感、高揚感を体感できた。今回得た経験を日本で還元したいと思う。そこまでがJWOCerのするべきことだと思う。レースの悔しさは日本で晴らしたい。

これから

今後について。端的にいうと、もっと強くなりたい。たくさん練習したいし、大会に出たい。日本にも強い人はたくさんいるし、筑波はそういう人と関わる機会が十分にある。たくさん指導してもらいたいな。
今年のインカレスプリント、ロングはエリートで走る。初エリート、緊張する.…。秋までは時間があるからトレーニングを頑張りたい!あとは12月?1月?のAsJYOCかな。またテストに被るから正直出る気はあまりないけど、一応選考は出しておこうかな。
看護とオリエンの両立はやっぱり大変。2つの相性悪いんだよね.…。とはいえできる限りのことはしたい。充実してるし、楽しいから。

noteも随時更新したい。オリエンだけじゃなくて、看護のこととか、遊びとかも。





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