掌編怪談「影」

子供の頃は友達がいなかった

だからか、自分の分身である影に惹かれた

いつも自分の影に話しかけたり、一緒にごっこ遊びをしたりと楽しんでいた

影絵で遊んだ時はお互いに違う動きをするから上手く出来なくて喧嘩になった

殴り合いの喧嘩の末

お前なんかいらない

と怒鳴り、影送りをしたんだ

影は私から離れて空に消えていった

それから私は光が怖い

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