掌編怪談「尿」

散歩中に尿意を催した

近くにトイレがないので悪いとは知りつつもその辺で済ませることにした

茂みに近づき、見られていないかと周囲を確認する

スボンを下ろして用を足す

がらがらがらがら

足下から聞き覚えのある音がする

下を見ると目をカッと開いた青白い人の顔があり、僕の尿でうがいをしていた

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