刺激のない恋愛は退屈
歳を重ねると、結婚を視野に入れて
恋愛をするようになる。
いや、私はいつだって
結婚前提で付き合っていた。
付き合うか、付き合わないかの基準は
この人と結婚出来るか出来ないかだった。
でも、私は見る目がない上に
私自身に問題があった。
結婚が出来るくらい好きな人と付き合って
いただけで、平和な結婚生活が出来そうな人を
私は選べなかったのだ。
私にとって刺激のない恋愛は退屈でしかない。
刺激をくれる人というのは、
私の心をおかしくさせる。
きっと、そういう自分に酔っている。
悲劇のヒロインのような恋愛は
度数が強めのお酒を飲んだ時のような感覚に
陥るのだ。
酔っていて何が楽しいのかわからない。
けれど、酔っていなければ埋まらない
何かがあってそれを埋めようと必死になる。
そして、ある日
相手が姿を消した途端
私は崩壊していく。