胆石発作(中編)
私の胆石発作は、後から思えば、麺がトリガーだったように思う。最初の発作は日曜日未明。
前日土曜日は日頃のご褒美とばかりにラーメンを食していた。車で30分ほどかかる「天下一品」。2カ月ぶりだったので「こってり大盛り」を堪能してしまいました。
二回目の発作の前日晩ご飯はうどん。駅近にある「はなまるうどん」。その当時、はまっていたんです。ざるの二玉に無料のてんかす入れ放題。
三回目の発作の前日晩ご飯は一人チキンラーメン。この時にはうすうす「麺類かも…」という自覚はあったものの、やはり麺に走ってしまった。
そう。「発作は常に未明にやってくる」のです。麺類を食した次の日の。これに懲りて術後の半年は麺類を遠ざけました。(今は遠慮がちではあるものの、その距離感は近づいてきています。)
最初の救急外来でお医者さんに聞いていたんです。「発作って頻繁に起こるもんですか?」って。若い先生いはく、「そうそうないと思いますよ~。」先生はうそつきだった。いや、自分の食生活の悪さか(泣泣)。
2回目の病院で手術するかどうか悩みました。大きな病院で「コロナ受入れしているので、計画手術はできません」と。「するなら今日、緊急手術ならできます。」とのこと。そうなんですね~。コロナの影響で知らないところにもそんな仕組みになっていたんですね~。
いや~、しかし悩みました。なんせ痛い。でもそんな急に手術する心構えなんかできていないっ。「胆嚢摘出って?どういうこと?なくなっていいものなの?お腹切るの?」頭の中は???だらけ。
「奥さんとも相談してください。」と言われ、仕事に行っている奥さんに急遽病院に来てもらう。またしてもそうこうしているうちに痛みが治まる。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは本当にその通りだと思うのである。
「また今度にします。」と言ってお別れしました。わざわざ仕事抜けて帰ってきた奥さんはキョトンとしている。ごめんなさい。
で、立て続けに3回目の発作。恐るべし「麺類」である。いや中国三千年の歴史が悪いわけではない。さすがにこの時に手術を決意するが、仕事の兼ね合いもあるので、やはり緊急手術には踏み切れない。
「緊急手術でなければ紹介状を書いて手術のできる病院を紹介します。」との提案にのっかりました。
胆石発作の巻(笑笑)は前・後半で書こうと思っていたのに、いまだ手術の記録にたどり着かず、(中編)にしてしまいました。ごめんなさい。
というわけで(後半)に続きます。いよいよ生々しい手術の話が書けるのか???