富士山の入山規制について
富士山の通行規制が始まりました。
吉田ルート五合目の登山道入口にゲートを設け、山小屋の宿泊予約がある人等を除き、以下の通行規制が行われます。
1.登山者が一日当たり4,000人を超える場合も登下山道を閉鎖する。
2.ゲート通過者から、登下山道の使用料として1人・1回につき2,000円の負担。
※従前実施している富士山保全協力金1,000円(任意の寄附金)と合わせて、一人あたり最大3,000円の負担です。
この施作については、関係者からいろいろな意見が出ていますが、海外では入山料が当然となっている山域もあります。
例えば・・・
アルゼンチンとチリの国境にある、標高6,962mのアコンカグアは、ハイシーズンで8万5千円ほど。
タンザニア北部にある、キリマンジャロ標高5,895mの山。
ここも、約8万9000円。
エベレスト登頂にあっては、まず、入山料が約110万円、その他シェルパを数人付けると総額1000万円オーバーも通常です。
野口健さん曰く、富士山だったら1万円が妥当だと言っている理由が分かります。
などなど、山域によって入山料が設定されています。
ただ、この富士山は、静岡県と山梨県では登山道の管理者が国と市行政が混在しているという複雑さもあるので、無料でいいのではという意見も多数あります。
みんなが享受を受けうる自然であり、日本が世界に誇る自然遺産ではありますが、そこに問題があります。
富士山が長い間、自然遺産登録申請していたものの、却下されていた理由は「ゴミだらけ」と評価委員から指摘があったのです。
そのとおり、今ほど混雑していない時期でも、頂上付近はゴミが散乱していたそうです。
なので、このままオーバツーリズムを続ければ、自然遺産取り消しもありえるのです。
みなさんは、この対策案をどうお考えですか。
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