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アウトフィット 仕立屋の長い夜

1956年。
ギャングが跋扈する町、シカゴで仕立て屋を行っている老年の男が、事件に巻き込まれていく一夜を描きます。

主人公レオナルド・バーリングは、英国出身の裁断師でアイルランド系マフィアのボスが牛耳る地域で仕立て屋を経営しています。
ボスの息子のリッチーとフランシスは、レオナルドの店をマネーロンダリングに利用するためのトランジットとして使うためよく出入りがあった。

ある夜、リッチーとフランシスが血だらけで銃をもって店に駆け込んできた。
他のギャングへの襲撃で待ち伏せに会い、リッチーが腹を撃たれたのだ。
襲撃のことを漏らした内通者は誰か、疑心暗鬼になった二人は互いに銃を向けあい、フランシスがリッチーを撃ち殺してしまうのだった。

抗争の渦中にたたき込まれた、いっかいの仕立屋が巻き込まれてしまった悲しい災いなのか、はたまた心中では何かを企んでいるのか。

この老紳士を演じている、彼のような怪しげな造形を演じるには最適解と言っていい俳優マーク・ライランス。

渋くもあり、怪しくもある深みのある演技にご注目あれ。
最後のどんでん返しは、なるほどと腑に落ちる結末でした。

ぜひ、ぜひ、ご覧あれ。


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カブザル
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