Alain Delonアラン・ドロンよ永遠に
こんにちは!
また、世界的俳優が亡くなりましたね。
当年88才。
地元メディアによると、8月18日の早朝フランス中部にある自宅で、家族と愛犬が見守る中亡くなりました。
死因は明らかになっていませんが、3人の子供に見守られながら息を引き取ったようです。
そのアランドロンについて、今年の3月19日(現地時間)「フランス言論」の発表としてドロン自身が安楽死を決めたと報道されています。
2019年に脳卒中手術以後には、スイスで滞留中であることが分かりました。
報道によりますと、当時ドロンの息子アントニー・ドロンは、「最近お父さんが私に安楽死をお願いした」と明らかにしたようです。
また、当時インタビューでは、すい臓癌で亡くなった前妻ナタリー・ドロンと、彼を世話する息子を見て安楽死に関心を持ってきたとも明らかにしています。
そして、実際の彼は1999年安楽死を法的に許容するスイス市民権まで取得しました。
前妻の死に際に接して、自らが安楽死の道を選択したようですね。
そのドロンの俳優生活での功績は言うまでもなく、映画界に数々の金字塔を打ち立て、その名声は世界の隅々まで行き渡りましたね。
日本でも、CMに長年起用され、女性たちの永遠のヒーローになりました。
代表作「太陽がいっぱい」「地下室のメロディー」「暗黒街の三人」などなど。
個人的におもろい映像を拾ってみました。
相当レトロですが、当時を少しでも感じていただけたら幸いです。
まず、淀川長治さんの解説です。
さいなら、さいならの語り口がトレードマークでした。
太陽がいっぱいのラストシーン。
野望に燃えていた青年が、人生に終止符を打つことになる瞬間です。
名演です。
ボルサリーノ。
ジャンポールベルモンド。忘れてならない俳優です。
ニヒルなドロンと、ユニークなベルモンドの組み合わせが絶妙でした。
レッドサン。
何と、チャールズブロンソンと三船敏郎が共演しています。
この、三船敏郎の存在感は半端ありません。
ゾロ
怪傑ゾロシリーズのドロン版です。
やはりカッコいいですね。
ドロンのCMと言えば、レナウンメンズブランド「ダーバン」です。
スーツを着るだけで、こんなにかっこいい男性がいるのかと子供心にも感心しました。
今は、そのブランドはありませんが・・・
当時は、どんなおっさんでも「ダーバン」を着ると、アランドロンになれると信じていたようです。
どんなおっさんでも( ^ω^)・・・
CMでの、お決まりのセリフ
フランス語:Durban, c'est l'élégance des hommes modernes.
和訳:ダーバンは、現代を支える男のエレガンス
ドロンとセリーヌ・ディオンの共演。
貴重です。
ドロンの私生活では、いろいろなトラブルもありましたが、俳優アランドロンとして演じきった人生そのものが、最初にして最後の長編映画だったのでしょうね。
そう思わせる最後でした。
ご冥福をお祈りいたします。
お付き合いいただきありがとうございました。