おじさん小辞典：これでいいのだ。

中間でも、中途半端でもいいのだ。

こんにちは。
少年ジャンプという漫画雑誌があります。
最盛期には、６５０万部発行という有名漫画雑誌です。
その中で「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という連載漫画がありました。
その人気は
　　発行コミックは２０１巻
　　累計発行部数は１億越え
と、ギネス級の記録を樹立しています。
※実際、ギネスを受賞しました。

当時、ジャンプには、たくさんの連載漫画がありましたが、定期的に読者の人気投票で、連載存続の是非が決定されていたのです。
なので、つまらい内容と判断されたら、突然連載休止になるともしばしばありました。
作者にとっては、死活問題です。
そんな、下剋上の漫画の戦場で、おおよそ４０年間も連載が続いた人気の要因は、程々（ほどほど）という立ち位置だったことが要因だったのではと思います。

こち亀の人気順位は、連載期間を通してほぼ「中間」の位置だったのです。
つまり、一位にはならなくても、固定されているファン層があり、安定人気のある作品群であったということです。

ここから、学ぶことは我々社会での立ち位置です。
努力して一位を目指すことも大切です。
大谷翔平を見習って、会社のMVPを目指すこともいいのですが、努力と限界の境界を見極めることが大切なのでは。

人生は、長距離飛行なので、中間の風を捕まえれば余裕が出ます。
余裕がなくなったときには、周りが見えなくなった時です。

何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しですね。

お付き合いいただきありがとうございました。