不老不死の特効薬完成か
こんばんは!
突然、グロテスクな生き物の登場ですが、何とこの生き物が我々の生命に革命をもたらすかもしれないのです。
経時の流れに逆らい、輪廻転生の枠を超え継代によらず永遠の命を得たいという願望は、古今東西の特に独裁者が求めてきました。
不老不死の妙薬を求めた「始皇帝」は有名ですが、その不死を求める思想は紀元前1300年前に遡り、ギルガメッシュ叙事詩にも記述があります。
その永遠の妙薬が開発されるかも・・・とのニュースがありました。
アフリカ東部に生息する「ハダカデバネズミ」という生物をご存じですか。
多分、「初耳だ」という方の方が多いと思います。
生活の場はほとんど穴の中で、種族は女王ネズミを頂点するヒエラルキーが存在し、害的である蛇が侵入した際には、なななんと、働きネズミが率先して食べられるという生態があるようです。
まるで「動物ヘイト」と思われるようなネーミングのハダカデバネズミは、アフリカのサバンナの地下に掘ったトンネルを巣穴として生息する、齧歯(げっし)類ですが、何と37年以上も生きている個体がいるなど長寿命なのです。
つまり、老化が極端に遅く、更にがんにもなりにくいという体質があるのです。
この秘密を解明すべく多くの科学者が挑んだ結果、不老不死への糸口が発見されたようです。
老化の原因である物質は、体内で遺伝情報であるDNAが傷ついた際にその細胞は分裂して増殖するのをやめて、老化細胞に変化し蓄積していき、体に害になる作用を引き起こすようになるようです。
このハダカデバネズミは、老化細胞内で「セロトニン」を多く作ることで、老化細胞を減少させていることが発見されたそうです。
故に、老化が著しく遅く、その他にもがんにもなりにくいそうです。
このハダカデバネズミを研究することで、老化耐性の仕組みが分かるようです。
近い将来、我々の寿命が120才という時代が来るのかもしれません。
しかし、現実になったら人口爆発、痴ほう症患者が増大という負の側面もあります。
そう、体は維持できても、脳の老化は止められないからなのです。
古代の賢者は、不老不死を「永遠に続く生の苦しみ」「死による終わりがない苦しみ」と解釈しています。
皆さんは、不老不死をどのように捉えますか。
お付き合いいただきありがとうございました。