踏み出す勇気。46
〇〇:おはようございます…。
久保:…。
美波:…。
誰も挨拶を返さなかった。当たり前だ。人として最低な事をしたのだから。
今野:〇〇君、こっち…。
ーーー ーーー ーーー
〇〇:聞きました。僕が説明するんですよね…。
今野:あぁ…。頼む…。
美波:(信じてるよ!)
ーーー ーーー ーーー
パシャパシャパシャ…。
〇〇:…ではご説明させて頂きます。
ーーー ーーー ーーー
〇〇:…以上が真実となります。
司会:では、質疑応答に入ります。
記者:◆◆です。
あなたは岩本蓮加さんと付き合っているということでしょうか?
〇〇:そのような事は一切ありません。小旅行に行ったというのは事実ですが、あくまでも疲れを癒やすためにということで、マネージャーとして付き添ったまでです。
記者:週刊文春です。
あなたは手をつないでお店を出ていきましたが、これについて教えてくれますでしょうか?
〇〇:すみません。資料の写真を見る限り手をつないでいないように見えるのですが。実際にも手はつないでません。
…ほんとだ。つないでない。
ザワザワ…。
〇〇:もし、つないでいたとしたら何故わかるのでしょうか?あなた達の行っている事はストーカー、盗撮に値するのではないでしょうか?
文春:そ、それは…。
〇〇:質問なのですが、例えば探偵は何故探偵として成立するか分かりますか?
文春:…。
〇〇:依頼があるから成立するんです。身内でやってしまうとストーカーになってしまうから、探偵、第三者を立ててやるから成り立つのです。あなた達のやっている事はそれ以前です。依頼もなし、その上撮影している。承諾の上で世の中へ出しているのかもしれませんが無断で撮影していること自体、盗撮かそれに付随してくるのでは?大人として恥ずかしくないですか?
文春:…。
〇〇:この場であまり言いたくありませんが、今回の件始め、他の報道でプライベートを邪魔され苦しんでいる人もいたにも関わらず他人の情報をさらけ出した。自分を棚に上げてますが、嘘は良くないと思います。
文春:くそっ…!
??:逃がすかよ!
??:動くな!
〇〇:啓司…大ちゃん…なんで…。
啓司:お前の姉ちゃんから聞いてたんだよ。
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美波:〇〇と蓮加が文春に撮られて謹慎処分受けてるの…。でも、〇〇は蓮加の疲れを癒やすために付き添いとして行った。何も悪いことはしてない。お願い2人を助けて!
啓司:了解です!お姉さんの頼みならお安い御用です!
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大輔:てことで、俺も付き添いとして、お前を守るため来たってわけ。
〇〇:…グズッ。
啓司:おいおい笑。泣くなって笑。
〇〇:…だって、俺は最低な人間だよ。
大輔:最低と自分で決めつけたら終わりだぞ?少なくとも俺は〇〇の事を最低と思ったことは無い。そうだろ?
啓司:あぁ。言う通りだ。最低なんかじゃない。周りの事も見れて、信頼は憎い程あって、盛り上げ上手、ライブの煽りだって最高だったぞ?。〇〇は最高の乃木坂46のマネージャーじゃないか。
〇〇:啓司…大ちゃん…。
大輔:皆さん!逃げてください!〇〇達も!
〇〇:ありがとう!今野さん行きましょう!
今野:お、おう!
文春:くそーー!
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無事、〇〇と蓮加は翌日から復帰となった。
〇・蓮:おはようござい…。
ボフッ…。
メンバー:おかえり!
蓮加:みんな…。
〇〇:…グズッ。
伊藤:男が泣くな!みっともないぞ!
久保:信じてたよ!蓮加を守ってくれてありがとう!
〇〇:…本当にありがとうございます!ご迷惑をお掛けしました。
蓮加:うわぁぁぁん😭ごめーーん😭
菅・井:蓮加さ〜ん!
吉田:怖かったね。よしよし…。
美波:〇〇よくやったね。かっこいいよ!
〇〇:ううん。お姉ちゃんのおかげだよ。ありがとう!
賀喜:戻ってきてくれてありがとうございます!蓮加さん!〇〇!これからもよろしく!
ーーー 続く ーーー
ありがとうございました。
次回、〇〇に待ち受けることとは?