〇〇ザップ三段活用
名前は重威〇〇。32歳の男。一人暮らしで毎日コンビニか出前。そのせいで体重は90kgを超える…なんていつものことだ。なんと一ヶ月後に会社の健康診断が迫っている。けどこのピンチを食事制限で何度も乗り越えてきた。余裕だろうと思っていた。が…。
〇〇:(あれ?…いつもだったらそろそろ効果出てくるのに。)
同僚:健康診断大丈夫か笑。その体で?
〇〇:う〜ん…まぁなんとかなるだろ!
同僚:なんとかしろよ笑。健康診断引っかかったらペナルティだぞ?
〇〇:それだけはやだからな。
この会社では健康診断に引っかかるとその週に課せられたノルマ×3倍の鬼ペナルティがある。
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定時で退社した〇〇は体重を減らす方法を考えていた。
〇〇:はぁ…マジでどうしよっかな〜。ペナルティだけはゴメンだし…。
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翌日、〇〇はあるジムに訪れていた。〇〇ザップ、皆さんも馴染みのあるあのCMと音楽の某ジムだ。
〇〇:やるか!
30分後…。
〇〇:キツい…。
〇〇はあっという間に退会。
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翌日、違うジムに入会した。〇〇ZAP、スーツでも通えるでお馴染みのあのジムだ。
30分後…。
〇〇:続けられそうだけど長そうだな…。
あえなく退会…。
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〇〇:あ〜どうしよう!このままだったらペナまっしぐらだよ…。ん?何だここ?入ってみるか…。
ブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブン。インフルエンサー♪
〇〇:珍しい入店音だな…。
??:ちょっと!ヘイヘイヘイ!でしょ!
〇〇:はい?
阪口:私は阪口珠美。ここたまざっぷのインストラクターをしてるの。
〇〇:たまざっぷ…。
阪口:それより!あなた乃木坂46知らない?
〇〇:名前だけは…。
阪口:はぁ…。じゃああなたはなんでここに来たの?
〇〇:会社の健康診断が近づいてて、どうしても体重を落とさなきゃいけなくて、健康診断に引っかかりたくないんです。お願いします!
阪口:そういうことならいいよ。さぁ!始めよ?
〇〇:(どういうことだ?ここに来る人間は何目的だったんだ?)
疑問を抱きながら通称たまトレというトレーニングが始まる。
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阪口:はい!1!2!1!2!
〇〇:はい!はぁ…はぁ…。
こんなに楽しいジム初めてです!
阪口:そう言ってくれて嬉しいわ!
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阪口:いったんストッ〜プ!次はこの動画をまず観て。
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自由で気楽なおひとりさま天国♪
揉めることもなくいつだって穏やかな日々♪
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阪口:これを踊るよ!
〇〇:キツそう…。
阪口:はい!1、2、3、GO!
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阪口:はい!お疲れ様!
○○:…きっつ…。
阪口:よくその体系で踊れますね~?
○○:バッサリ言いますね…笑。
阪口:あら!失礼!
○○:わざとらしいです。
阪口:その健康診断前って今までどうしてたんですか?
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○○:…で、ここ、たまざっぷを見つけたって感じです。
阪口:動かないと!食事制限だけでは無理がありますよ!
○○:そうですよね体にも悪いですよね…。
阪口:○○さん!私に任せてください!
○○:はい!よろしくお願いします!
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1ヶ月後…。
同僚:どうやったら一ヶ月でここまで痩せるんだよ…。
〇〇は一ヶ月の食事制限に加えて、阪口珠美先生のたまトレで90kgから68kgの驚異の記録を叩き出した。お陰でペナルティを課せられることはなかった。翌日、お礼も兼ねてたまざっぷに来ていた。
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ブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンインフルエンサー♪
〇〇:ヘイヘイヘイ!
阪口:あら、〇〇さん!
〇〇:ありがとうございました!お陰で健康診断引っかからずに済ました!
阪口:それは良かったです!でも、急な暴飲暴食はダメですよ?これからも喝を入れていきますから!
〇〇:えっ?
阪口:まさかやめる気でいたんですか?そんなことはさせません!これは〇〇さんの為です!
〇〇:はい…。
ーーー 終わり ーーー