【記録】斜視①
あくまでも私の記録であり記憶ですので、これが全てではありません。
それを承知で読んでください。
写真を見返すと
写真を見返すと、生後半年までは内斜視の傾向がある。
その後1歳半では外斜視がとても目立っている。
乳幼児の眼の変化がここまであると、保護者も小児科医も判断が難しいのかもしれない。
だから私は気になる全ての人に眼科で検査を受けてもらいたい。
私の記録を見ることで、斜視の子供たちが減るのを願う。
気になっていたのに
母子手帳を見返すと生後9ヶ月で母は私の眼の違和感を訴えていた。
それでも小児科の医師は「要観察」のみだった。
眼科の専門医ではないのでこれが通常の判断だったのだと思う。
1歳になった時に母はママ友からこう言われる。
「言いにくいんだけど、さくちゃんは斜視ではないかな」
母はその言葉で確信したそうだ。第三者から見てもそう思えるなら、
斜視なのかもしれない。
このママ友からの言葉で眼科へ相談に行くことにした。
とても言いにくいことを、仲の良いママ友に指摘されたのは
人によっては気分を害するかも知れないが、母にとっても私にとっても
本当にありがたいことだった。
もう遅いよ
眼科へ相談に行くと、すぐに眼科で有名な大学病院への紹介書状を渡された。
長い待ち時間のある大学病院で1歳すぎの子供を連れていくのは大変だっただろう。
その長い待ち時間と検査を終えて医師に言われた言葉は
「視力が定着し始める前に斜視を治さないと、視力が追いつかなくなる。もう遅いよ。」
と、冷たく言われたそうだ。
(先生の名誉のために補足。
小児眼科を担当していた先生だが、長い診察でいつもお疲れで基本不機嫌だったそう。ご飯を食べてから診察をした際に泣きすぎて私が嘔吐をしてしまい、母は「診察の前に食べさせるな」と怒られたそう。今もお世話になっている良い先生ではある。)
おそらく先生は視覚の感受性期のことを言っていたのではないかと思う。
下記サイトにグラフが載っているが、視覚の感受性は1歳から上昇し1歳半でピークを迎える。さらにこのような記載がある。
手術ができたのは
手術に必要な検査、手術の日程等を調整して手術ができたのは
半年後の1歳10ヶ月の頃だった。
母子手帳の記録に「外斜視の手術 両眼の外筋肉を緩める」と
母の記載が残っている。
術後とその後
術後は3ヶ月間は1ヶ月おきに検診。その後は3ヶ月に1回。
1年目より半年に一回と減っていき、私の記憶が正しければ幼稚園の頃には年に1回だった。
母子手帳には「視力・眼位、共に順調」と記載が残っている。
写真を見返してみても幼稚園の写真は、外斜視よりも内斜視に見えるくらいなので、手術は成功したといえる。
ただ、立体視が育つかどうかは手術の成功とは関係がない。
技術として、成功しても立体視がほぼ育たないこともある。
私がそのパターンだ。
立体視がほぼ育ってなかったと、改めてわかるのは
高校3年生の夏のことになる。
それはまた次のnoteでお伝えしよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?