【記録】斜視③

あくまでも私の記録であり記憶ですので、これが全てではありません。
それを承知で読んでください。

斜視の特徴

斜視の症状として視線のずれのほか、頭位異常(頭をかしげている、顔を曲げている、顎を上げている等)や片目つぶりが目立つことがあります。

国立成育医療研究センター

片目つぶりについて↓

斜視のために眼の位置がずれたとき、はずれている方の目からの像がノイズとなりやすくそれによって混乱するのを避けるために、まぶしそうにする、片目つむりするのではと考えられています

つつみ眼科クリニック

頭位異常について↓

対象物が二重に見えていたり、ずれて見えている時、それを直そうとして頭をどちらかに傾けたり、首を左右にかしげたりする仕草が見られます。

頭位異常や首かしげは特に子どもに多く、斜視を疑う目安にもなります。

田村眼科

嫌な思い出

上記の特徴をもとに斜視で嫌な思いをしたことを書き出していく。
斜視を知らない人が、斜視の人を傷つけることが減ってほしい。

・「どこを見てるの?」と言われる。
→友達と話していて、目を見ていても言われたことがある。
一番嫌だったのは授業中に黒板と先生の方を見ているのに「どこを見ているんだ、集中しろ」と怒られたこと。理不尽すぎる。

・眩しいのに弱い。
→片目つむりは曇りの日でもある。外で歩いている時、逆光の時、写真のフラッシュを焚かれた時。色々な場面で苦労してきた。そしてこのことも、指摘される。写真のフラッシュは地獄で、睨んでると言われていた。
今は曇りの日でもサングラスをして過ごしている。

・写真写りの悪さ
→これはもうその通りだ。カメラを見ているつもりでも、見ていないので視線が違うところにむいている。本当に気にした。目がどっかにいってしまっていて、学生の頃はプリクラも嫌になりそうだった。

・球技が苦手
・3Dの映画は観れない
・段差に躓く
・物によくぶつかる
→これらは立体視が育っていなかったことが原因

書き出してみると、たった7個。でもこの7個に何度も嫌な思いをしてきた。
この嫌な思いをする人が減ってほしい。
このnoteを見た人でお子さんの斜視が気になる人は眼科へ。
斜視ではない人は理解を深めてほしい。

親から子へ

斜視は両眼の視線にずれ(眼位ずれ)があるため,両眼視機能を発揮できない眼科疾患である.斜視の有病率は,報告により差があるが,人口の 1~4% といわれている.
斜視はすべての年齢層にみられ,年齢を問わず治療の対象となる.視力や立体視の発達過程にある乳幼・小児期,さらに,視覚的な負担が増え,両眼視機能上の,または容貌上のハンディキャップが問題となる思春期においては重要視すべき疾患である.

両眼視の病理と眼科診療
長 谷 部 聡

赤ちゃんから小児期に発症する斜視のほとんどが原因不明といわれており、遺伝性に関しても未だはっきりと分かっていません。

田村眼科

先天性の場合、原因がわかっていないので親御さんはどうか自分を責めないでほしいです。
ただ、当事者ではないと辛さはわからないです。
斜視のこと、両眼視のこと、立体視のことをきちんと説明をしてあげてください。
私は母が十分な理解がなかったので、高校生の時まで片目ずつでみることが当たり前だと思っていました。きちんと説明してもらえていれば、嫌なことを言われた時に原因がわかったから、反論ができたかもしれません。
周りに伝えることで、理解してもらえたのかなと思います。

私の斜視記録と思い出なので、これが全てではありません。
一つの参考程度に思ってください。

おわり


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