水嶋書房と私
皆様、こんにちは。
唐突な記事ではありますが、2024年7月31日に水嶋書房くずは駅店さんが閉店となるのでツラツラと思い出を語っていこう。
そう思い、書いています。
歴史系の記事やイベントレポについては、9月の文学フリマ大阪に出す予定の原稿がある程度目処がたてば、再開するつもりでおります。
何分、持病やメンタル含め体力がポンコツすぎて申し訳ありません。
それはさておいて、私と水嶋書房さんの出会いは小学校高学年の頃でした。
実家が現在のところに定まったのが、ちょうどその頃だったのです。
当時は、りぼんやなかよし、ちゃおといったコミックやコバルト文庫、数年後にはビーンズ文庫などライトノベル系と、児童書をよく読んでいた頃です。
あれは、確か引っ越して最初の夏休み前後に、まだくずはモールなどと言うショッピングモールができる前のくずはに行きました。
我が家からは、実はバスを最初から最後まで乗れば到着する楽々な場所がくずはでした。
昔は、本屋さんの前に文具などが通路というか、階段かエスカレーターっぽいところまで商品が置いていた記憶があります。
また、くずはモール店でも続いていましたが(今も続いている?)、毎年子供たちからイラストを募集してそれを入口付近の天井近くの壁に二段ほどズラーっと貼っていたのを見に行くのが密かな楽しみでした。
なぜなら、子供らしい絵ももちろんありましたが、中には絵師目指しているだろ!とツッコミたいレベルのオタクの本気絵が見られたからです。
しかも、その時流行っていたアニメや漫画のキャラクターがめちゃくちゃ上手い!
なんて、オタクが増える土壌を垣間見えたイベントでした。
数年経ち、くずははくずはモールへと変わり、水嶋書房さんが二つになった!と衝撃を受けたのを覚えています。
駅前とモールの中です。くずはモールになる前は確か、建物が二階建てだったはずで、それが4階とプラス駐車場へと変化。
そこから更に数年経つと、駐車場とミスドとかのフードコートとTSUTAYAくらいしか無かった館も4階建てになり、映画館とか増えて変化していきました。
それでも変わらず、水嶋書房さんはあったので内心、くずはの水嶋書房さんは私が死ぬまでは絶対二店舗ともあるわ。って思っていました。
今の夫と交際していた大学生時代や院生時代、独身社会人時代はデートという名で、よくくずはモール店さんの方へ連れて行ってもらっていました。
夫は大学生の途中から兵庫へ引っ越したので、車で会いに来てくれていたのをよく連れて行ってもらっていたのです。
社会人になってからは、バスが大人の事情でJR方面少なかったので、京阪含め会社まで往復4時間通勤していた上に、大抵1時間はサビ残させられていたため、樟葉駅に着く頃は夜9時とかでヘロヘロでした。
あまりにもメンタルが疲れていると、何を買う訳でもないくせに、癒してもらおうと水嶋書房さんを通ってバス乗り場へと足を運んでいました。
それでも当時ハマっていた白泉社コミックスとかラノベとか、今ほどではないけれど軽率に買って帰っていた記憶があります。
結婚をして、枚方から離れてからはコロナ禍までそもそも実家に帰る気がなさすぎて離れていました。
それが、うつになりやっと小説を読めるまでに回復し、欲しかったサイン本があるとSNSで知って、約6年ぶり?くらいに通うようになりました。
独身の頃よりも、POPの彩りが進化し、小説のサイン本って昔より簡単に手に入るの!?と、時代の流れに驚きながら心身のリハビリも兼ねて、何度も通うようになりました。
そして、気がつけば前職を辞めて、私自身も書店員として雇用形態的にはパートに近い形ではありますが、メンタルとの兼ね合いもつけやすいフルタイムではない働き方で何とか働けるまでに。
書店員ははじめてなので、水嶋書房さんなどをお手本にPOPとかもいつか作れたら·····と思っていたところでの閉店の報でした。
あんなに愛情込めて店内を展開されているのに?なんで??と混乱したのが、正直な感想。
けれど、店を閉める決断はそれぞれの店舗で事情が異なる。ならば私は最後の日まで、心の癒しだった水嶋書房くずは駅店への感謝を伝えられるようにしたい、と勝手に決めてイベントは全て予約。
本も財布の限界まで買い·····としているところです。
水嶋書房さん、実家の近辺まで何店舗か出されていたのに、妹いわくもう潰れたで、というくらいかつての勢いを枚方では無くなっていた事実が悲しいですが、ずっとずっと大好きな本屋さんです。
どうか願わくばくずはモール店さんは、末永く続きますように、と願いつつ締めたいと思います。
水嶋書房くずは駅店さん、最後まで応援しています。長いこと一消費者としてお世話になりました。
ありがとうございました。とまだ7月28日のイベントまで最低三回は行くのに、一足早く愛と思い出を語ってみました。
見ていただきありがとうございました。
次回もどうかよろしくお願いいたします。
なるべく早く更新できるよう、原稿の応援よろしくお願いいたします。
よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは史料収集など活動として還元いたします。