experience villa 那須塩原 物語 ~10組のゲストが紡ぐ、特別な2泊3日~第1話 大学時代の友人家族グループ(前編)
experience villa 那須塩原 物語 ~10組のゲストが紡ぐ、特別な2泊3日~ 第1話 大学時代の友人家族グループ(12人、30代、男女混合、子供も含む)
【前編】
登場人物:
健太(35歳):会社員、妻の裕子と4歳の双子(大樹と大地)の父。大学時代はテニスサークルの主将で、明るく面倒見の良い性格。
裕子(34歳):専業主婦、健太の妻。優しく家庭的だが、たまにはお洒落して出かけるのが好き。温泉が大好き。
大樹&大地(4歳):健太と裕子の双子の息子。元気いっぱいで好奇心旺盛。
友樹(35歳):IT企業のエンジニア、妻の彩と5歳の娘(結衣)の父。大学時代は健太とダブルスを組み、冷静沈着なプレイが持ち味。
彩(35歳):グラフィックデザイナー、友樹の妻。おしゃれで感性豊か。家族との時間を大切にしている。
結衣(5歳):友樹と彩の娘。人見知りだが、打ち解けると活発に話す。
麻美(35歳):看護師、夫の翔太と3歳の息子(陽斗)の母。大学時代は明るく活発で、サークルのムードメーカー的存在。
翔太(36歳):飲食店の店長、麻美の夫。面倒見が良く、料理が得意。コーヒー好き。
陽斗(3歳):麻美と翔太の息子。好奇心旺盛で、よく笑う。
由紀(35歳):銀行員、夫の圭と二人暮らし。大学時代は控えめだったが、しっかり者で友人思い。
圭(36歳):高校教師、由紀の夫。物腰が柔らかく、誰とでも分け隔てなく接する。
ある夏の日、かつて大学テニスサークルで青春を謳歌した仲間たちが、那須塩原への旅行を計画した。目的地は、豪華なヴィラ「experience villa 那須塩原」。チェックインの前に、ヴィラから車で10分ほどの距離にある「千本松牧場」に立ち寄ることにした。
「みんな、牧場に着いたよ!」健太が車から降りながら、元気よく叫ぶ。 「わぁ、緑がいっぱい!牛さんや羊さんがいるね」大樹と大地が目を輝かせる。 「ここなら、子供たちものびのび遊べそうだわ」裕子がほほ笑む。
牧場に着くと、一面に広がる緑豊かな牧草地が出迎えてくれた。 「ほら、ヤギさんがいるわよ。エサをあげられるみたいだから、やってみる?」彩が娘の結衣の手を引く。 「うん!ヤギさんとお友達になりたい!」結衣の表情が弾ける。
アイスクリーム作り体験コーナーでは、子供たちが大興奮。 「牛さんのミルクを使って、自分だけのアイスクリームを作れるんだって!」大樹が嬉しそうに説明する。 「ミルク搾りからできるなんて、貴重な体験ができるわね」由紀も目を細める。
一方、大人たちは地元の食材が並ぶ直売所へ。 「とれたての野菜がずらっと並んでるわ。みずみずしくて美味しそう」裕子が感心する。 「お肉のコーナーも充実してるね。今夜のBBQが楽しみだな」翔太がワクワクした様子で話す。
みんなで楽しく過ごすうちに、あっという間に時間が経過した。 「そろそろヴィラにチェックインする時間だね。BBQの材料もたっぷり買えたし、出発しようか」健太が時計を見ながら提案する。 「うん、ヴィラでのんびり過ごすのが待ち遠しいわ」麻美が笑顔で頷く。
ヴィラに到着すると、タブレットを使った無人チェックインに皆が感嘆の声を上げる。 「こんなにスムーズにチェックインできるなんて、便利だわ!」由紀が感心する。 「鍵も、暗証番号で開け閉めできるみたいだよ。無くす心配がなくていいね」圭も驚きを隠せない。
玄関を開けると、吹き抜けの開放的な空間が広がる。 「天井が高くて、まるでお城みたい!」大樹と大地が目を輝かせる。 「ウッドデッキも広々としてて、外の空気を思い切り吸えそう」彩がガラス戸の向こうの景色を眺める。
荷物を置いた一同は、リビングのソファでまったりとくつろぐ。 「このソファ、座り心地最高!思わずうとうとしちゃいそう」裕子が身を預ける。 「全自動コーヒーメーカーもあるから、いつでも淹れたてが飲めるね」翔太がキッチンを覗き込む。
大人たちがくつろぐ中、子供たちはプレイルームを発見。 「わぁ、おもちゃがいっぱい!」陽斗が歓声を上げる。 「大きなぬいぐるみに、ブロックに、絵本まで!遊び放題だね」結衣の目も輝いている。 「このプレイルーム、床が柔らかいから子供たちも安全に遊ばせられるね。卓球台を広げれば、みんなで卓球もできるよ!」麻美がパンフレットを見ながら説明する。
そこへ、健太が提案する。 「さて、みんなが揃ったところで、お待ちかねのBBQを始めようか!」 「そうだね!温泉に入ってさっぱりしたら、BBQもビールも倍美味しく感じるよね」友樹が賛成する。 「温泉上がりには、岩盤浴でゆっくりするのもおすすめだよ」由紀が館内マップを指差す。
一同が温泉を楽しんでいる間、圭と翔太はBBQの準備にとりかかる。 「ここのBBQスペース、ウッドデッキと一体型で雰囲気があるね」圭が炭に火を起こしながら言う。 「網も大きいから、みんなでワイワイ楽しめそうだ」翔太が下ごしらえを進める。
温泉を堪能した面々が集まってくると、美味しそうな匂いが漂ってきた。 「わぁ、お肉に野菜、海鮮まで!どれから食べようか迷っちゃう」大樹と大地の視線が泳ぐ。 「それじゃあ、焼きたてのお肉からいただこうか」健太がトングを握る。 「野菜には、この特製ディップがぴったりよ」裕子がボウルを差し出す。
和気あいあいとした雰囲気の中、美味しい料理と会話が弾む。 「子育ての悩みって尽きないけど、友達家族と交流できるのが救いだよね」裕子がグラスを傾ける。 「うん、みんなで子供の成長を見守れるのは心強いわ」彩も頷く。 「大学時代の思い出話で盛り上がるのも、新鮮な気分だね」友樹が笑顔を見せる。
心ゆくまでBBQを楽しんだ後は、デザートのマシュマロを炉端で焼くことに。 「パパ、マシュマロがとろけてきたよ!」結衣が目を輝かせる。 「焦げすぎないように、ゆっくり焼くのがコツなんだ」友樹が優しく教える。 「みんなの笑顔を見てると、幸せな気持ちになるね」圭がつぶやく。
夜が更けていく中、満天の星空を眺めながら、語らいは尽きることがない。 「こうして家族や仲間と過ごす時間って、かけがえのないものだよね」健太が感慨深げに言う。 「うん、日頃の疲れやストレスも吹き飛んじゃう」翔太も同感する。 「また来年も、このメンバーで集まれたらいいのにね」麻美が笑顔で呟く。
大切な仲間や家族に囲まれて過ごすヴィラでの一日目。 それぞれの人生で積み重ねてきたものを分かち合い、絆を深め合う。 明日はどんな思い出が待っているだろうか。 胸を躍らせながら、一同は充実した一日の余韻に浸るのだった。
後編に続く。