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“キャリア開発“という仕事

何か新しいことを始めたくて
また、大好きな若林正恭さんに憧れて
ドキドキしながらnoteに想いを綴った2年前。
noteをはじめて自分の今までのことや考えを文字にして、
それをどなたかに読んでいただくことで自分を保ってきた。

当時を思い起こすと、
10年続けてきた人事部門の仕事から技術営業部門へ異動になり5年。
自分の仕事の方向性は模索中。

私生活でも離婚して思わぬところで壁にぶつかり、
“普通に”結婚して子どもを持つと思っていた人生の方向性も模索中。

そこで昔の上司が、
「キャリア開発」の部署を新設するから総務部に戻っておいでと言ってくれた。

正直、営業は刺激があって楽しくて、
自分の特性にも合っている気もしていたけど、
その上司のことも信頼していることもあり、嬉しくてやる気も出た。

結果、2023年4月に
元々やっていた人事の“ような“仕事に戻らせてもらうことになった。

それから1年で、
キャリアコンサルタントの資格を取り、たくさんの社員の方とお話させてもらった。
年間400回以上、面談した。

両立支援コーディネーターの資格も取って、
一人一人が働きやすい働き方に自分の会社がどう対応していくか、
また既存の制度でどういった選択肢があるか、
人事とは違うキャリアの視点から、の仕事となった。

それは、とても戦略的で、実行力が求められて、
以前20代〜30代前半の人事では感じられなかった営業に似た楽しさを
今はキャリア開発の仕事に感じている。

なぜだろう?

そもそも20代〜30代前半は自分の会社の総務部の中、しか見ていない
とても狭い世界で物事を捉えていて
人事の仕事、の楽しさややり甲斐に目が向いていなかったようにも思う。

何よりも、キャリア開発の仕事には色々な側面があるけれども、
一人一人のキャリアのプロデューサーであり、
その方のタレントを言葉にして伝え、
それを希望の案件や部署や、時にはご本人に売り込む。
そこに契約が成立すると両者の幸せが生まれる。

キャリアコンサルタントにも営業職の楽しさがあるように感じた。

また、人のキャリアに向かう対人支援職としての仕事は、
自分自身ともかなり向き合わなければいけないことも知った。

これは想定外だったが、
今まで避けがちだった自分の苦手分野や、ダメなところ、
人生での失敗やその失敗の捉え方など、想像以上に向き合ってきた。
まだまだ成長は足りないけれど、
「それも自分」「足りないところがあるくらいが人としてかわいいかも」と
改善しようという想い+図々しい思考に少し変わってきた。

キャリア面談で色々な方と話をする中で、
自分の足りないことの一つは
「物事のネガティブ部分からすぐに目を背けること」
だということに気がついた。
ネガティブなことをすぐにポジティブ変換しようとする。
自分のことではそれがいい時も多いけれど、
対人では勝手にポジ変換しないほうが良い。
そもそも本人がネガティブに捉えているかなんて、わからない。

その弱点を補うために、今は産業カウンセラーの勉強をしている。

キャリア開発の勉強をしたことで、
ずっと自分の柱じゃないなと思っていた営業の軸が
自分にとって大事な柱の一つになったことを実感したし、
新しく学ぶことも楽しくて私の学習欲が満たされている。

自分自身の42年の人生も肯定的に捉えられるようになり、
日常が良い意味で穏やかになったと感じている。
仕事で昇進もした。

この10月からキャリア開発のグループリーダーの席を
そのきっかけをくれた上司から受け継ぐことになる。
感謝の気持ちと共に、初心を忘れずに。その方の想いも継承できるように。

noteで気持ちを綴り始めたこと
キャリア開発の勉強をしていること
本当に、挑戦してよかった

#挑戦してよかった

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