あと何回?
お化粧が好き。
元々派手な顔つきをしているので、
あまりお化粧を乗せると昼間と日差しに似合わなくなるのだが、
それでもお化粧が好き。
母がその昔、化粧品メーカーに勤めていて、
私は子どもの頃からたくさんのお化粧品に囲まれて暮らしていた。
小学生の頃からうっすらとお化粧して学校に行っていた記憶がある。
それがマナーだと思っていた。(どんな小学生)
今思えば、お肌のためにそんなことしなくても…とは思うが、
そうはいかないのが子ども。
母も呆れながら少し理解をしてくれていたと思う。
思い返すと、私の祖母は
晩年、歳をとって目が見えなくなっても眉毛を描いて、口紅を塗っていた。
とてもオシャレな人だった。
見えないので出来はそれなりだったが、
自分自身でお化粧することに意味があったようだった。
今思えば、本人が見えなくともネイルとかしてあげればよかった。
たまにその祖母の姿を思い出す。
歳の割にものすごくハリのあるお肌に、
毎日クレードポーの美容液と日焼け止めも塗っていた。
その甲斐あって最期まで美しかった。
母はまだ元気に暮らしているためあまり感じることはないが、
私はあと何回お化粧できるのだろう。
いつまで目が見えるかな。
お化粧品を自分で選べるのもいつまでだろう?
デパコスなんて使えなくなるのかな?いい匂いずっと嗅ぎたいな。
そう思うと、毎日のお化粧を大事にしたいし、
一つ一つのお化粧品もちゃんと慎重に選んで使っていきたいと思う。
好きなことを一つ一つ大切にしたい2023年夏。
夕方だけど日焼け止め塗り直して、愛犬と日曜日のお散歩に出かけようか。
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