私の父は見える人2
昔父と母が父の運転する車に乗って、川沿いを走っていた時のことです。
運転中に、川の上に大きな光が見えたそうです。
何だあれ?と思いながら車を走らせていたら、近づくにつれて、それが大きな火の玉だと分かったそうです。
そして、何だあのデカさは、と思っていたら、大きな火の玉ではなくて、小さな火の玉が固まって、大きな1つの火の玉のようになっていたそうです。
父が、「おいっ!あそこにようけぇ火の玉が固まっとるでぇ」と母に伝えたると、「どこに?」と逆を見る母。
父は見える人。
母は見えない、感じない人。
母は火の玉のある川ではなく、逆の方向にある山側を向いて「どこにあるん?」と聞いたそう。
「全然逆見てから、『どこ?』ってようるんでぇ、ぐしいぃでぇ(情けない・アホバカ・ダサい時などな使います)」と言って笑っていた。
父の霊感は姉に強く引き継がれ、少しだけ私にも引き継がれました。
そして兄は母派で、何も感じません(笑)