牝系から見るオークス注目馬
さて、いよいよ5/21は優駿牝馬(オークス)が開催されます。
現時点では桜花賞1着馬のリバティアイランドが断トツの人気になると見られていますが、ここでは牝系にフォーカスを当てて個人的な注目馬を挙げてみたいと思います。
あくまで血統面を中心としての見解なので、実力と必ずしも一致するものではありませんが、予想の参考等にして頂けると幸いです。
①ハーパー
父:ハーツクライ(サンデーサイレンス系)× 母:セレスタ(FNo.3-o)
今回最も注目している組み合わせ。
父ハーツクライ×母3号族の組み合わせは昨年のダービー馬・ドウデュースや2014年のオークス馬 ヌーヴォレコルトと同様である。
また父をサンデーサイレンス(系)として見るとダービー馬スペシャルウィークとも同じ組み合わせとなる。
距離適性もさることながら、ハーツクライ産駒が得意とする東京+東京が得意な鞍上C.ルメールと好材料も多く、好走が期待できる。
②ソーダズリング
父:ハーツクライ(サンデーサイレンス系)×母:ソーマジック(FNo.16-f)
ハーパーと同じく東京が得意なハーツクライ産駒だが、こちらは牝系が16号族。
牝系だけ見るとイクイノックス、スタニングローズ、ソウルスターリング、ロジャーバローズ、ルージュバックとダービーやオークスで好走した馬が多い。
距離適性・馬場適性もハーパーに負けず劣らずな上、ダービー最多6勝 東京2400Mを知り尽くした男、武豊が鞍上。侮れない1頭になりそう。
③コナコースト/ゴールデンハインド/シンリョクカ
キタサンブラック・ゴールドシップ・サトノダイヤモンドのサンデーサイレンス系と1号族の組み合わせ。
この組み合わせはコントレイルやマカヒキ(父ディープインパクト)、ネオユニヴァース(父サンデーサイレンス)とダービー馬が多い。
父がエピファネイア(ロベルト系)ではあるが、3冠牝馬のデアリングタクトも牝系は1号族。
実質ディープと呼べるキタサンブラックやサトノダイヤモンド産駒(ちょっと乱暴?)、産駒のオークス馬券内成績が3割と高いゴールドシップ等、頭には厳しいが紐として見るには面白い存在となりそう。
☆リバティアイランドはどうなのか?
あくまで血統での見解ではあるが、リバティアイランドの牝系は5号族である。
牝系5号族にはマルゼンスキーやエルコンドルパサー、イナリワン、スイープトウショウ等ウマ娘でもお馴染みなメンバーが居たりするのだが、お気付きだろうか・・・?
ダービー馬やオークス馬が実は居ないのである。
(近年はある程度調べたつもりですが、間違ってたらごめんなさい)
勿論牝系のみの話ではあるし、リバティの父はダービー馬ドゥラメンテなのだから東京2400Mで勝っても何ら不思議ではない。
ただ個人的には牝系5号族は東京マイル(特にNHKマイルC)の勝ち馬が多く、巷でも囁かれている「マイルまでなのでは・・・?」という声もあながち言いすぎとは思えない。
鞍上も東京中~長距離よりも、阪神や中京のマイル~2000Mを得意とする川田さん。
圧倒的1番人気に推されてはいるが、果たして・・・。