優しすぎて苦しくなっている人へ。
先日会った私より10歳ほど年下のKさんは、子供のころは明るくどんどん前にでていくタイプだったそう。
でもいつのころか、そのちょっと目立つ存在ゆえに「うざい」などと言われていじめられるようになり、本来のキャラクターをなるべく封印して目立たないように、目立たないようにと意識して行動するようになってしまったのだという。
そう聞いても、全くKさんにそんな風ないやな部分を私は感じなかった。
複数の友人からも同じような印象をきいていたのもあって、私は確信を持ってこう言った。
「もしKさんをいじめる人がいるとしたら、そのいじめる人のレベルが低いんだと思うよ。だからそう言う人がいたら、その人とはつきあわなければいいんだよ。」
ちょっとあっけらかんと言ってしまったが、本当にそう思ったのだ。
するとその言葉が彼女には意外だったようで、え~っとすこし驚かれた。
今まで彼女は優しすぎるがゆえに、何か言われても、自分が悪いのではないか?もう少し努力してみて相手に好かれるように頑張ろう!としてきたというのだ。
私も少なからず似たような経験をして今の自分の在り方にたどりついた。
だからちょっと経験の長い、10歳年上の先輩として一言Kさんに言わせてもらったんだ。
「Kさんの心が安らぐ人、一緒にいて楽しいと思える人とつながっていけばいいんだよ。小学校のように狭い世界が一つしかない時代ではないんだし。
今は大人になり、世界中に好きなだけ、自分がいたい場所を作ることができるよね?」
Kさんは
「そうか、、そう思えば気持ちが楽になりますね。一つしかない世界で
いじめられると居場所がなくなるのが怖かったんですよ。だから目立たないようにしていた。
でも居場所がたくさんあれば、万が一いじめられても、ほかのところにいけばいいわけですよね?」と笑顔になった。
そうだよ世界は広いんだから。
”おかれた場所で咲きなさい”なんて言葉が、書店で並んでたのを見たことがある?
その本を読んだわけでもない。
でもなんとなく、つらいのに、自分の世界を飛び出すことが良くないと思ってしまった。
置かれているその場所で頑張ろうとし続ける人がいる。
優しい、忍耐強い人だ。
飛び出していい。その場にとどまらなくてもいい。新しい世界を見つけて
自分らしさを思いっきり出して、キラキラと輝く人生にしていこうよ。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
*このKさんお話とは関係がないのですが、子供が小学生のころには
上記のような考えから、学校以外のなんらかのコミュニティに属して第二の居場所を作ることを意識していました。
サッカー、空手、習字教室なんでもいいんです。
学校以外のメンバーと集える場所。そんな場所を確保しておくと、何かあっても気持ちが少し楽になれますよ✨