どん底からのわくわく
まず初めに私の息子について書こうと思います。
私には中学1年生になる息子がいます。人見知りで初めての場所に行くときや初めてのことをするときはものすごく緊張します。男の子よりも女の子といる方がどちらかというと落ち着くというタイプでもあります。
息子のよい所も悪い所もすべて受け入れてくれる仲良しの男の子の友達も3人ほどいますが、ここまでになるには時間がかかり、友達作りは苦手な方かもしれません。
地元の公立なので、知っている子がいるとはいえ中学という初めての場所。ただでさえ緊張していたのですが、クラスには仲良しのお友達はゼロ。それどころか、苦手な男の子と一緒という不安なスタートでした。
そんな中でもなんとか頑張って通っていたのですが、毎日学校の不満を言っている日々。ちょっかいを出されることや、自分の一番大事にしている剣道を馬鹿にされたり、色々ありました。
そして10月に入ってすぐの月曜日、息子が熱を出しました。
熱自体は大したことはなくただの風邪だったのですぐによくなり、木曜日から学校に行くはずが、どうしても行きたくないというので来週月曜日から行かせることにしました。
そして、翌週の月曜日。。。
無事に学校に行くことができなんとか1週間通ったのですが、その間実は学校でいろいろあったらしく、ついに学校に行くことが怖いと言い出しました。
私は、息子と何度も腹を割って話をしました。
担任の先生、コーディネーターの先生とも話をしました。
そして、このとき私は初めて息子の本当の気持ちを知りました。
私は、宇宙理論や現実創造論が好きなのでその視点から息子に今回の出来事について話をしていました。
「あなたが毎日いやだな、いやなことばっかり言われるしな、クラスのみんなが敵に見えるしなとネガティブな発言ばかりしているからそういう現実が引き寄せられているんだよ。」とか
「今日はみんなが優しく接してくれる。と設定してから学校に行けばいいんだよ」とか
「学校に行けただけでもすごいから、そんな自分を思いっきり褒めてあげなよ」とか
「他人は変えられないよ。自分が変われば友達も変わるんだよ。」とか
私は、息子の考え方が変われば現実が変わるのになんでこの考え方をしようとしないんだろう。とずっと思っていたしこの考え方をどうにかして理解させようと必死になっていました。
ある朝、息子と話をしている時に
「僕は褒められたいんだよ。お母さんはいつも小さいことでもいいから自分を褒めてあげなさいっていうけど、お母さんは全然褒めてくれないじゃん!剣道の大会で小さい大会だけど3位になってもすごいって言ってくれないし、初段に合格しても当たり前みたいな感じですごいねって言ってくれなかった。もっとお母さんに褒められたいんだよ。お母さんも味方なんかじゃない。」
と泣きながら本音を話してくれました。
息子に愛情をたっぷり注いで育ててきたし味方のつもりだった私は、今のような息子にしているのは私だったのかと初めて気づきショックと同時に心の底から反省をしました。
まず自分が変わらないといけない。
息子に対して言っていたことは自分に対しての言葉だった。
そしてもう1つ、私には向かい合わないといけない問題がありました。
夫との会話。
結婚して17年。正直私にとっては修行のような毎日でした。
亭主関白でいつも見下されていると感じていたし、もちろん育児もワンオペ、夫に私の意見を言うことや助けを求めることもしてきませんでした。
したこともありますが、いつも跳ね返されたためにいつしか諦めていました。
そんな夫は2年半前からニューヨークへ単身赴任をしているため息子の状況を全く知りませんでした。
私もこんな感じだったので、大丈夫かとメールをもらっても毎回大丈夫だと言っていたので知らないのは当然です。
初めはここまでひどい状況になるなんて思ってもいなかったので、夫には内緒にしていました。私1人で解決できるだろうと思っていました。
夫に話をしても、なんでもっと早く言わなかったんだとか、おまえの育て方が悪いとか、学校に行かないとかありえないとか言われたらどうしよう。息子に寄り添ってくらなかったらどうしよう。
と私の心の中は不安でいっぱいでしたが息子のSOSを聞いているうちに、このままではいけない。ちゃんと夫にも話さないと。
逃げてはいけないと思いました。
そして決意をした私は、夫に電話をする前に
「愛ある対応をしてくれる。寄り添ってくれる。夫に言うことでよい方向に行く」
このように設定をして電話をしました。
結果は、夫に話してよかった!でした。
息子の話をしっかり聞いてくれ、今後のことについても息子の気持ちや精神的なことを最優先して学校に行くことがすべてではないと言ってくれましたし、息子自身のこともさらに理解してくれたように感じました。
今回の出来事は私や息子にとって、とてもショックだし辛いことでした。
だけど、宇宙の采配はいつも完璧だしきっとこの出来事にも必ず意味があることなんだと思っていました。
実際、息子や夫と向き合い自分を見つめ直すよいきっかけにもなりましたし、たくさんの気づきがありました。
そして、ここから私たち親子がどう成長し最幸の世界線に行くのだろうと思うとワクワクさえしてきます。
今、ある意味自由になったこの状況を息子と思いっきり楽しもうと思います!
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