あなたのためのインク画029【橘鶫様】
橘鶫さんよりご依頼頂きました。
【あなたのためのインク画1枚いかがでしょ?】(一番下に参照記事を貼っておきます)の記事にて29人目のご依頼を頂きました!ありがとうございます✨
橘鶫さんは、最近は沙々杯のシステム担当としてご活躍されていますが、御本人といえば鳥を愛し、鳥の絵が素晴らしすぎるくらい素晴らしく、そしてそしてなんと言っても長編の物語「物語の欠片」だと思います。
以前、白杯のおとや賞にて橘鶫さんを選ばせて頂いており、その際に俳句から作成したインク画をお届けしておりました。その時には申し訳なくも橘鶫の記事はほとんど拝見しておりませんでした。
それでも、なぜだかお届けしたものは橘鶫さんの色をしていたと思います。
今回ご依頼頂き、お送りするにあたり、楽しみであると共に、どうなるのかドキドキでした。
作成しながら俳句の時に近い表現も出てきたりもしたのですが(ただ勝手に自分のイメージを固定化してしまっていただけという未熟さもあると思います💦)物語にも触れさせて頂き、皆さんとのコメント欄や橘鶫さんの活動を知った今別の表現があると思い探ってみました。
様々な魅力を持つ橘鶫さんにお送りするインク画はこちらです。
つい、鳥が出てこないかな。壮大な、おお!っと言わせるような・・・と思いがちだったのですが、私の意図を入れるのはインク画において間違っているのです。その意識に気づき、自分がトライした中で一番コレだと思えた一枚を選びました。
それでも鳥さんを求めてしまい、右上に発見したコを基準にはしてしまいましたが💦偶然出てきてくれたものと、意図して形つくったものは違うので、出てきてくれて嬉しかったです。見ようによっては他にも何羽かいるかな。
改めまして、インク画そして橘鶫さんのことを語る前に失礼ながら、自分の事を語らせて下さい。
鶫さんの記事の中で、本が読めなくなった自分がいて同じ人に向けてというひと文があったかと思います。読めなくなったが具体的にどう指すのか、違っているかもしれませんが、そのひと文に触れ、私もその一人です!と思いました。
学生時代は週に何冊も読み、本屋に行くことが楽しくて何時間でも居れる!と思っていたのですが、今では気づけば縁遠くなってしまいました。小説は文字という記号の羅列に過ぎないのに、一文読むだけでどこにでも行けるし、どんな感情も表れる。時間の流れが映像よりも独特で、本を開けばいつでもその時間、空間に行けることも本の魅力のひとつ。それが、遠くなってしまい、文字が世界ではなく文字になってきてしまった・・・。文章から状況を想起するのに時間がかかるようになってしまった・・・。
当時特に好きだったのは児童書のファンタジー。けれど、翻訳ものが苦手で、日本人作家の作品が好きでした。
なので、そんな自分が読める物語に出会えた事がとても嬉しかったのです。
物語、小説はフィクションだけれど、生きているのだと感じる事があります。時折壮大なその世界を見れる人がその物語と出会い、こちらに見せてくれる事がある。そんな感覚があります。
橘鶫さんの紡ぐ『物語の欠片』は、ずっと触れたいと思いながらも触れずにいてしまったものでした。ご依頼を頂き触れる機会を頂けた事にとても嬉しく思います!ありがとうございました。
良質な物語ははじめの一文で、その空気を持つのですよね。
最初の一文に触れ、「これは絶対おもしろい」と確信できる物語に触れたのは久しぶりでした。
まだまだ私が読んでいるのは序盤で(;´∀`)語るにもおこがましいですが、現時点で感じた事も交えつつ。改めて物語とインク画と橘鶫さんについて。
物語を読ませていただき、ご依頼から読み始めた事など頭からすっ飛ばして読み進めました。
私達と同じように悩み、生き、メッセージを伝えてくれる物語ですが、橘鶫さんの描く絵から物語が来ているという事にとても納得するのです。
登場人物の元となるのは人ではなく鳥だから。
人間の持つ嫌な部分や人間臭さが良い意味で無いのです。キャラクター達が人間らしく無いのでは無く、奥深くに根付いている人間の業が不必要な感じ。
橘鶫さんの絵から伝わってくる、まっすぐに今を生きている姿と瞳がそれを物語ると思いました。橘鶫さんが愛する大切な対象ですから、どんな登場人物にも愛があり、それぞれをまっすぐ生きている。運命をきちんと受け入れる事が役割だと知る世界にいる。迷いながらも抗いながらも、自然を前に嫌だと逃げるわけには行かないことを、生体が知っていて、受け入れる事を覚悟している。羽ばたく彼らは常に自然の中に生きているのですものね。
物語に触れながら、ふとそれを感じる瞬間が多くありました。
とはいえ、私がお届けするのは『物語の欠片』についてではなく、橘鶫さんに宛てたインク画です。
橘鶫さんの中で、鳥もさることながら植物も大切な要素だと感じました。(登場人物の名前にもある)自然を象徴する様に植物が大切だと。
できたインク画は、木漏れ日のようだと感じました。
橘鶫さんについて思い描く色合いが暗めなのは、日本の自然の色に近いイメージです。日本では無いかもしれないけれど、濃い色味の森。水気を多く含んだ質感の空気の色と、苔生す森の色。開けて全部が見えるのでは無く、見えないところにたくさんの事が潜んでいる森。
インク画を制作する前はもっと濃い目の緑も思い描いていたのですが、今回はこんな感じとなりました。
生きるのに必要な赤も。赤は血の色、火の色。意思の色。冷静さの青も添えて。
そして、物語と表すような壁画のようなイメージも持ちました。
限定的な世界ではなく、たくさん続く風景の一部な感じもしています。
いかがでしょうか。気に入っていただけるか、実はとてもドキドキなのです。
鶫さんの記事を拝見していて、noteの初期は絵と物語を表現しており、物語以外の要素は後に削除していたとあったかと思います。
けれど今、noteの中で物語とは別の世界が広がっていて、橘鶫さんご自身が表に出てきてくれました。
物語から派生して、今度は自分が愛する世界を愛してくれる人たちが、橘鶫さんを通じて広がっていき、共に物語を見守るような感じがします。
私もささやかながらその一員になれれば嬉しいのです。
今の橘鶫さんは鳥のようにnoteの中を飛び回り、様々な場所の景色や種を運びながらご自身を楽しんでいる気がします。
「鶫さん」が見えて来ることで、物語も喜んでいることと勝手に思います。
インク画をお届けするまでに物語を読み切りたかったのですが、物語を大切にしたくて、私なりのペースで読まさせていただこうと、その目標はやめました。ネタバレも全然OKなタイプですが、じっくり浸りたくて順番を飛ばして最近のものを読むのも控えました。
これから少しずつ、一読者として物語を楽しませていただきたいと思います!✨✨✨
今回ご依頼いただきました橘鶫さんのnoteは下記です。どうぞ皆様も触れて感じ取ってみてください。 物語は、私はこれから更に亀の歩みになりそうですが追い続けたいと思います。(紙で読みたいー!手に触れる本として読みたいー!!!絵もすっごい好きー!!!/心の叫び)
ご依頼は下記記事です。
ご依頼をご希望の方がいらっしゃいましたら、下記の記事の内容をご確認の上、下記記事のコメント欄よりお申し付けください🍀
これまでお送りしたインク画はこちらのマガジンにまとめております🍀ご興味ありましたら覗いてみて下さい。
ご覧頂きありがとうございました🕊️🍀✨
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追記:橘鶫さんの記事に取り上げて頂きました!ありがとうございました😭✨