人間関係のすれ違いは前提が異なるから起こる
賢い人がポジションをすぐに明確にしない傾向にあるのは、これがあるからだと気付いた。
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今日、自分は習いごとの先生(70代女性)のお家に伺ってお喋りしていた。
先生は大学を卒業後、花嫁修行をしたあとにご家庭に入られて、趣味としてその道を究めている。
私はその生き方を以前から少しうらやましいなと思っていた。共働きが当たり前になった現代だからこそ、専業主婦という結婚の形は眩しくうつる。
それに、ご年配といえる年齢なのに、女性で大学まで出してもらえたということは、相当に裕福なご家庭だったのだろうと想像した。
だから先生に対して、
「私の勝手な想像ですが、先生はすごく裕福なご家庭でいらしたのですね。ご結婚も早々に決まられて羨ましいです。私も早く結婚したいなあ。」
と思わず伝えた。
その時から先生の顔が少し曇った。
そういえば、先生は旦那さまの親戚との付き合いがうまく行かないと私に愚痴をこぼされていたことがあった。
結婚して専業主婦だから優雅に暮らしておられるという私の「前提」は、先生の経験とはおそらく相容れなかったのだ。
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各々の持っている前提条件(いままでの境遇や考え方から来るバイアス?)が違うと、褒めたつもりが実はディスりになっているという状況が起こる。
人から蔑ろにされたと感じたり、またそういう思いにさせてしまったりするのは、
相手も自分と同じ前提を持っているだろうという無意識の予想があるからのように感じる。
ディスコミュニケーションをなくすには、まずは頭を柔らかくしないといけないのかもしれない。
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