たらいの法則の応用
たらいの法則の応用
たらいの法則とは、
水を自分の所に引き寄せると回りに逃げて行き
逆に水を押しやると自分の所に水が引き寄せられる法則です。
一般的に幸せを他人に与えることで自分に返ってくる法則として有名です。
与えると自分に返ってくるが、引き寄せると逃げて行きます。これを応用して、チベット仏教ではトンレンの瞑想がありますが、たらいの法則を応用して苦しみを自分に引き寄せる祈るをすると逆に苦しみが逃げていきます。
「皆様の苦しみが私の所に来ますように、私の幸せが皆様の所に行きますように」この祈り方が、たらいの法則の真理だと思います。
人が修行に入る時に初めは自分の苦しみを取り除く為に修行します。修行が進むと自分の苦しみが取り除かれて悟りを得ます。
悟りを開いて自分の苦しみが取り除かれて幸せになったかと思うと、そうではないのです。
自分の苦しみが無くなると、次は他者の苦しみが分かるようになる。
そうすると衆生救済、衆生の苦しみを取り除く修行に入ります。
修行を達成してこの地球を卒業すると全体と溶け合い全体の一つになると言われています。そうすると、全体の苦しみを感じるようになるのです。ですから、高い境地の神様こそ全体の幸せを考えると言われています。
「苦しみは皆で背負い、幸せを皆で分かち合う」
大切な人が苦しんでいる時に、その苦しみが緩和するように祈る心が大切なのです。
しかし注意点として、自分の子供が病気などの時に親が「私はどうなってもいいので、子供を治して下さい」的な祈りは良くないので覚えておいて下さい。
例えば、世の中で児童虐待とか動物虐待がありますが、このように苦しんでいる人を思って、皆さんの苦しみが私の所に来ますように、私の幸せが皆さんに届きます」と祈ります。
又はトンレンでは病気の時に、この私と同じ病気で苦しんでいる人の苦しみが私の所に来ますように、私の幸せが皆さんを回復させますように、と祈ります。
実際に自分の所に苦しみが来ましたら、私の願い通り皆様の苦しみを取り除けてありがとうございました。と神様に祈ります。
不思議なものでこのような気持ちですと心が安定します。
心が安定しない方はお辞め下さい。
お読み頂きありがとうございました。