広場で拘留される奴隷少女【閲覧注意】

【閲覧注意】
本記事には未成年には相応しくない記載があります。
ご留意のうえで自己の責任でお読みください。


「ねえ、お母さん、あのお姉ちゃん、どうしてはだかでつかまってるの?」

「しっ…見るんじゃありません!
 …いい子にしていないと、あんなふうに懲罰にかけられるのよ」



逃亡を試みたものの捕らえられた奴隷の少女、ユイは広場に設置された拘束台に拘留されています。

奴隷の逃亡は重罪です。少女といえども容赦されません。ユイは裸にされて両手首を後ろに縛られ、縄と首輪の鎖を拘束台に繋がれています。さらに股縄を施され、その先には重石を吊り下げられます。

毎日、夜明けから日暮れまで、衆人環視の広場に設置された拘束台に拘留され、食事は一日一食だけ、トイレには行かせてもらえません。おしっこを漏らすたびに追加の罰として、拘束されたまま鞭で打たれます。街行く人々からは罪を犯した奴隷とはいえまだわずか15歳の少女には酷過ぎる仕打ちだという声と、当然の報いだという声が聞こえてきます。


逃亡の罪を犯した奴隷ユイの処遇は町役場に設けられた奴隷懲罰検討委員会で現在審議中です。毎月決められた日に、罪を犯した奴隷や犯罪者への公開懲罰が行なわれ、ユイも次の公開懲罰で今回の逃亡の罪への刑罰を受けることになります。逃亡を試みたユイへの刑罰は、今回の逃亡は初めてということもありおそらく最低限のものとなるのではとは言われています。それでも奴隷の逃亡は重罪ですから、全裸で三角木馬責めと鞭打ちの刑は免れないでしょう。

奴隷懲罰検討委員会で処遇が決まり、懲罰の量刑を宣告されても、決められた公開懲罰の日まで毎日、この役場前の広場に設置された拘束台に拘留される決まりです。ユイにとっては運悪く、およそ月1回開催される公開懲罰の日はちょうど過ぎたところでしたので、たとえ審議で刑罰の内容が決定したとしてもまだ20日以上、公開懲罰の日まで毎日広場で拘留されることになります。


今日は朝起きるとひどい雨降りでした。起床した際、ユイはなにげなく「雨でも行われるのでしょうか」とお役人様に聞いたところ、雨だろうが雪だろうが実施するに決まっているだろう、と言われました。

そしてその後、いつものように広場に連行され、拘束台に拘束される際、ただでさえ絶望感に打ちひしがれているユイは追い打ちをかけるように宣告されました。

「お前は素直に懲罰を受ける気がないそうだな」

一瞬何を言われたのかわかりませんでした。聞くと、朝の「雨でも拘留されるのでしょうか」との質問が刑罰への反抗的な態度とみなされたということでした。もちろんユイにはそんなつもりはなく、雨でも屋外での拘束はされるのでしょうか、となにげなく聞いただけなのでしたが、それが素直に懲罰を受ける態度ではないとみなされたのです。

「罰として、今日は股縄の重石を追加し、いつもの倍の2個とする。時間も1時間延長だ。」

「そ、そんな・・・」

「なんだ?」

「あ・・・いえ・・・なんでもありません」

これ以上の口答えをすればますます反抗的な態度とみなされると思い、口をつぐみます。


その日、いつもの倍の重さの重石を繋がれた股縄に耐えながら拘留され、ようやく雨があがった頃、さらにユイは宣告されました。

「現在お前の処遇を審議中の奴隷懲罰検討委員会にも今朝の発言の件は報告しておいた。おそらく刑罰の量刑に反映されるだろうな。」


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