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[エッセイ]産まれました

1/29(水)に第四子となる三女が誕生しました!

この記事では、出産直前〜出産時のことを備忘録的に書いておきたいと思います。(計画)硬膜外麻酔分娩を行ったので、そのことに対する所感多めです。(出産後もいろいろ現在進行形で起こっていますので、産後編もいずれ書き留めます)


今回のお産は……

今回は総合病院でのお産でした。硬膜外麻酔を使う計画分娩(要はバルーンや陣痛促進剤を利用した和痛〜無痛出産)が可能とのことで、希望。

本来の予定日は2/9(日)ですが、直前の検診で出産の兆候などを見て38週か39週の水曜日に分娩日を設定するシステム。
1/21(火)の検診で産科の先生と相談し、計画出産の予定日を1/29(水)に確定しました。

計画分娩に向けて

あくまで“私にとって”ですが、二番目・三番目がいずれも産院に到着して2-3時間で生まれるスピード出産だったので、出産に際しての大きな懸念の一つ「病院に着くまでに生まれたらどうしよう」の不安が薄れて心に余裕ができたのは計画分娩のメリットの一つ。

あとは義母や夫との予定のすり合わせや、上の子たちの予定調整がしやすかったのも良かったです。出産日直後のダンスイベントのヘアメイクや、習い事の送迎をママ友に頼んだりも。みんな快く引き受けてくれて、涙。

最後の検診の時点で子宮口が指一本分開いているとのことだったので、その後の1週間は「産気づかない程度に運動する」を心がけて過ごしました。

具体的には、1日30分のマタニティヨガと3km程度のお散歩。
お散歩のゴールは飯処にしていたので「おいしいもの」という文字通り“エサ”を自分の鼻先にぶら下げて、運動へのモチベーションをアップ。
パンケーキ、パン、定食、ファストフード……ランチは食べたいものを欲望のままに食べたので、順調にラストまで肥えました(今回妊娠前比12kg増)。

出産時の経過

出産日当日は下記のような流れで分娩が進みました。
結論、安産。経過もとても順調で、ストレスの少ない良いお産でした。

出産時の経過
🕖 7:00-7:30
NST
🕗8:00
点滴。血管が細すぎてルートが取れず、3回目のトライ(しかも血管エコーしながら)でようやく成功
🕣8:30
産科診察&バルーン挿入
🕘9:00
分娩室に移動、麻酔の管を挿入、テスト麻酔
🕙10:00
誘発剤(点滴)開始
🕥10:20
子宮口4-5センチ。陣痛が5分間隔に
🕚11:00-13:00
子宮口6センチ。麻酔を入れたので痛みはほぼ0になるが、陣痛がやや遠のく
🕐13:10
子宮口7センチ。破水
ここから、軽い生理痛くらいだった痛みが子宮がギューっと収縮する痛みに変化。麻酔を追加してまた陣痛が遠のいて長丁場になるのは嫌だったので、耐えられるだけ耐える。上の子たちの時の痛みに比べればしゃべれるし息も乱れないしぜんぜん平気なレベル
︎🕜13:45
子宮口全開。追加の麻酔がちょうど効いて、ここから痛みはほぼ無くなる
🕑14:10
出産

医療上のリスクはもちろんあるため、安易に判断はできないですが、今回はじめて硬膜外麻酔分娩にトライして、個人的にはものすごく満足度の高いお産になりました。

良かった点は、

  • 痛みに対する恐怖がなくなるのでリラックスして臨める

  • 先生や助産師さんたちと、お産の進み具合や雑談する余裕がある

  • お産の経過(破水や娩出など)をしっかり観察・把握できるので面白い

  • 体力・気力を使い果たさない

特に、今まで痛みで朦朧としていた娩出のシーンをしっかりと目に焼き付けられたのがすごく良かったです。

ちなみに今回の病院では、産科の先生、助産師さん、看護師さん、麻酔科の先生(2人!)が最初から最後までほぼフルで立ち会ってくれるという、こちらの想像を遥かに超えた盤石な体制で、お産の進み具合や麻酔のタイミングなど迅速なコミュニケーションが取れたのも最高でした。

また、入院中に感じたことですが、産科の受け入れ数がそもそも少ない病院なので、授乳指導や体調管理が手厚く、情報連携も取れており、スタッフさんの対応がどの人をとっても朗らか・丁寧で、職場の雰囲気・人的な余裕って本当に大事だなあと。

「無痛分娩」というワードをどう解釈するか

当初の説明時から、麻酔科医の先生も助産師さんも、硬膜外麻酔分娩は「痛みがゼロになるわけではない」と何度も口にしていました。

私自身は完全無痛へのこだわりは無くて、“痛みのレベルを下げて良いお産をすること”が目的だったので和痛という考え方に同意なのですが、完全に痛みを取り除いてほしいという声もけっこうあるそうで。

出産の翌日に、麻酔科医の先生が「ちょっとお話を聞かせてください」と病室に来られて、お話をしました。

硬膜外麻酔に加えて脊椎麻酔をすれば、前述のように、完全無痛にできるかもしれないが、そこまでやるべきなのか。
麻酔を打つと陣痛が遠のくので(実際に私も一時的に遠のいた)、どの程度麻酔を効かせるのが正解なのか。

先生も迷いながら、試行錯誤しているようでした。

「麻酔を使っての分娩で、何がしたいのか」

麻酔分娩については、産む当人がきちんとメリット・デメリットを理解して、麻酔科医の先生とコミュニケーションをしっかりとって、自分の出産に向き合わなければいけないなと思いました。

赤ちゃんはかわいい&子育てを楽しもう

がんばって誕生してきた赤ちゃんは、
一生懸命に泣いて訴えて、
全身全霊でおっぱいやミルクを吸う。

「生きるために生きてるんだな」
って、シンプルな生きる本質を見せてもらっている感じがします。

そんな健気さに、自分の子であるという親バカ的要素も加わり、もはや愛おしさの塊。

赤ちゃんが来ると、育児系の本やマンガが読みたくなります。

わたしの好きな育児ネタの本(マンガ)

さくらももこさんのエッセイ、嫌いな人います??

作者の内田春菊さんも4人の子持ち。高校生の時に読んで「2人でつくるのだから、繁殖と呼ぶには子どもは4人生なきゃ(うろ覚え)」というワードになるほどな〜と。

好き嫌いはあると思いますが、わりと本音を曝け出した内容でわたしはとても好き。子どもの成長と共に著者の心理も確実に変化があって、子育てって人に大きな影響を与えるイベントなんだなと感じられる本。あ、基本はギャグマンガです。

さすがの東村アキコさん。笑えないはずがない。


わたしの好きな育児ネタの本は、
作者にひとりの女性としての当然の欲があり、その上で生んだ子どもに対してその人がどのように人生を割き責任をとっていく(育てていく)かの一つのあり方を見ることができる本。

母である自分がやらなければいけないことと、何もかも取っ払った素の自分がやりたいこと。
ごっちゃにして考えるとこんがらがるけど、自分の人生の尺の中でどこにどう配分するだけかというシンプルな整理で、意外と片がつくのかもしれない。

子どもがいるからできないこともあるけど、
子どもがいるからできることもたくさんあるし、
夫婦ふたりもしくはひとりになったら、
その時に楽しめることできることをすればいいし、
子育て中は我慢しなければいけないことより、楽しいことの方が多いのかも。

──そう思ってやらないと、やってられない子育て。
さ、新生児育児がんばろ。

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