私がオンライン整体を選んだ理由
こんにちは☺️
脳卒中オンライン整体–つむぎ–の
なぎさです🌱
脳卒中の後遺症で悩まれている方々に
オンラインでストレッチや生活での工夫をお伝えしております。
「退院後、リハビリを受けたいけど、通院が大変。」
「デイサービスならリハビリがあるって言われたけど、
年齢的にちょっと気が引ける。」
「自費のリハビリもあるけど、通所が大変。」
というお声をたくさん、たくさん聞いてきました。
そんな方々の拠り所になれればと
オンラインにこのような場を設け、
お客様と関わらせていただいております。
少し自己紹介をさせていただきます☺️
長くなりますが、最後までお読みいただけたら
嬉しいです。
私は、祖父の脳梗塞をきっかけに
作業療法士への道を進みます。
勉強は本当に苦手でしたが、
“国家試験は絶対に合格しなければ
4年間の大学生活が水の泡になってしまう‥”と、
分厚くて重たい本を何冊も抱えて、
授業がない日も大学に通い、友達と勉強しました。
友達や先生のおかげもあり、国家試験は無事に合格。
作業療法士国家資格を取得しました。
さらにリハビリ界では有名な回復期病院に
内定をいただくことができ、新卒から勤務し始めます。
日々の診療に加えて勉強会や研修会、学会での発表など、
目まぐるしく日々が過ぎていきました。
しかし、3年目に入ったあたりから、
“患者様の麻痺の生活は退院後も続くのに、関われるのは入院期間の180日だけなんだ・・”
“入院中も作業療法士が関われるのは、3単位60分だけで、患者様の空き時間の有効活用は看護師さんや助手さんにお願いしないといけない・・”
“施設入所が決まっているから、お風呂の動作練習はしなくていいって・・どうして?”
と『病院で働くこと』に対して、窮屈さを感じてしまうようになりました。
でも日本の作業療法士は、病院や施設、療育の場など、
医師の指示のもとでしか働くことができないので、
作業療法士として生きていく以上、
この『窮屈さ』からは逃れられないのだと、思っていました。
作業療法士の免許を捨てて、別の職業に転職するか、
我慢して作業療法士として働くか。
この二択だと思っていました。
そこで私は、“じゃあ海外のセラピストってどうなんだろう?”
と、海外に興味を持ち始めます。笑
“窮屈な働き方”から逃げ出したいこと、
もっと広い世界を見てみたいという気持ちから、
カナダに留学することを決めました。
カナダでは、現地で働く日本人の作業療法士さんに話を聞いたり、
実際に訪問リハビリをさせていただいたりしました。
全くの新しい世界でした。
日本にはない、ロボットや移乗マシーンがあり、
やっぱり海外だなぁと、率直に思いました。
でも、その中に変わらないものもありました。
それは、人や国、障害が変わっても、
作業療法士は『人』としてリハビリをしていることでした。
ロボットではなく、心がある人として、
患者様と関わっているということです。
患者様の意欲やさまざまな表情を引き出し、
体や心が快方へ向くようにサポートをするということです。
そこで『日本人ならではの心配り』や
『人とのつながりを大切にすること』こそ、
作業療法に生きているものなのではないか、と、気がつきました。
カナダの現場を見て、日本の良さを知ったのです。
日本人の良さを生かした作業療法ができ、
そしてもっと患者様の生活に寄り添って働くことができる
そんな場所を探してみよう、と思うわけです。
そして、次の勤務場所に選んだのが、
認知症のグループホームです。
認知症の方が、10名ほどで共同生活をしてる施設です。
朝起きたら、それぞれ自分で身支度をし、
サポートが必要な方にはサポートに入り、
朝食を一緒に準備し、片付けをします。
食料品の買い出しも、調理も、掃除も、
みんな入居者様主体で行い、
大変なところにサポートに入るという働き方でした。
とても楽しくて、やりがいもありましたが、
今度は、
“生活だけでなく、体にもアプローチがしたい”
と思うようになりました。
そんな時に出会ったのが、
障害福祉の分野の自立訓練施設でした。
障害を持った方が利用できるサービスで、
機能訓練を行う施設でした。
障害者手帳をお持ちの方が対象だったため利用者様の幅は広く、
療育が必要なお子さん、麻痺などの機能訓練が必要な方、
精神疾患をお持ちの方‥
幅広く、たくさんの方々と関わることができました。
今までの全ての経験と知識を活かすことができる、
私にとって最高の職場だ!と思いました。
ずっとここで働きたいなと思いました。
しかし、
また、転職を考えてしまうタイミングがやってくるのです。
それは、仕事に対しての熱量が、
同僚とあまりにも違うと感じた時でした。
利用者様に対して、しっかり向き合いたい私と、
仕事をこなせればいいという同僚。
それを上司や同僚に相談しても、
「なぎささん真面目だからね。もう少し気を抜いて。」と。
真面目だから悪いのですか?
困っている利用者様を目の前に、気を抜けというのですか?
と、その時、何かの糸がプツンと切れた音がしました。
さらに
「他の人となぎささんの目は違う。真っ直ぐに俺を見ている。」
とストーカーになってしまった利用者様がいたのです。
真剣に向き合ったことが、
そのように受け取られてしまったことがとても残念でした。
リハビリ職ではたまにあると聞きますが、
私の利用者様への思いを弄ばれたようで、
悲しさと恐怖でしばらく、仕事に行けない日が続きました。
仕事場と作業療法士という仕事は好きなのに、思うように働けない、
そんなことが悔しくてたまりませんでした。
どうして、真面目にやっている人が損を見るの?と、
全てを辞めたくなりました。
また転職サイトで職場を探さないと・・
また面接に行かないといけないのか‥
また人間関係で悩んだらどうしよう・・
と思いながら日々を過ごしていた時
『オンライン整体』というものに出会いました。
それは、セルフストレッチだけで体を変えていくというメソッド。
対象は、病気や怪我をする前の方で、どこにも障害がない方。
“オンライン整体かぁ。いいなぁ。”
と思ったものの・・
でも作業療法士は、直接リハビリするんだから
オンラインでなんか働けない!無理無理!
と思いました。
でも、心の中の、こんな働き方が叶ったらなぁ
という願望は消えませんでした。
でも、直接体に触れて、
感覚を共有することが大事だと思っていた私は、
やっぱりオンラインでのやり取りに不安を感じ、
お客様に変化を与えることに期待することができませんでした。
でも、ここで、過去のことを思い出したのです。
リハビリの期間が終了したけど
まだリハビリを受けたいと思う方がいらっしゃること、
どこでリハビリを受けていいのかわからない方がいらっしゃること、
デイサービスではリハビリできるけどあまり気が進まないこと
リハビリ施設への送迎が必要で、家族に迷惑をかけてしまう‥と
悩んでいる方がいらっしゃること・・
つまり対象を変えれば、
今までの知識も経験も活かすことができるんじゃないか・・?
オンラインで解決できるんじゃないか!?
と思ったのです。
何はともあれ、やってみよう精神の私は、
オンラインで整体を開いてみました。
すると、お客様がお問い合わせをしてくださったのです。
「リハビリ今はやっていないけど、何かしたくて。」と。
まさに、こんな方の役に立ちたいんだ!!私は!と思いました。
それから、オンラインで体の評価をして、
ストレッチをして、最後にもう一度体の様子を見てみると‥
なんと!しっかり変化があるではないですか!!
これには私も本当に驚きました。
それが、一番の変化かと思いきや、
それは変化のほんの一部分でした。
約1時間のオンラインセッションで、
表情が変わり、笑顔が増え、
前向きな言葉がたくさん出てきて、
体との向き合い方が変わりました。
麻痺側の変化、体の変化が一番大事かと思う方が多いかと思います。
しかし、一番大切なのは、体への向き合い方、
気持ちの面なのだと、学びました。
気持ちが変わると、意識が変わります。
意識が変わると体への向き合い方が変わります。
そうすると、何がいいのかと言うと、
今まで意識してこなかった体の使い方を
意識することができるようになります。
すると、感じたことのない感覚を感じることができ、
刺激されていなかった脳の部分が刺激されるようになります。
運動と感覚は表裏一体で、
感覚が入ると言うことは
運動を始める準備ができるということです。
全ての始まりは、気持ちを変えるところから、
と言うことです。
たくさん遠回りをして、
なかなか、自分の想いを大切に働くことができなかったからこそ、
麻痺に悩んでいる方の役に立つことだけを考えて、
オンライン整体をおこなっております。
「ここまで回復したんだからいいじゃない!」
「もっと重度な人もいるんだからいい方だよ。」
「これぐらいで生活できているんだから幸せだね。」
とご家族や主治医に言われているのをそばで聞いていたことがあります。
他の人と比べてましだから、
これ以上リハビリは必要ないってことですか?
他の人と比べてましとはどういう意味ですか?
ずっとあなたが生活を助けてくれるのですか??
これ以上は望んではいけないっていうことなんですか??
と、私まで悔しくなったことがあります。
自分の体、自分の人生、
人に決められる筋合いなんてありません。
発症から何年経っていても、どれだけ重度でも、
どれだけ軽度でも関係ありません。
患者様が望む未来へのサポートを思う存分したいと思っております。
未来は望まなければ実現しません。
どんな未来を望んだっていいじゃないですか☺️
人間は負けたら終わりなのではない。
辞めたら終わりなのだ。
- リチャード・ニクソン -
最後まで読んでいただき
ありがとうございました☺️🌸
諦めかけたその麻痺、一緒に向き合ってみませんか☺️?