ステージマザーを観て思うこと
なんか明るい映画が見たいなと思っていた時、prime Videoでステージマザーを観た。
ゲイになって疎遠だった息子がドラッグで亡くなるところから始まる。思った通りストーリー展開が早く、閑古鳥のゲイバーがママのアイデアで口パクを辞めて歌をメインにし、衣装も素敵になる。
元々みんな歌が上手くて、ピアノが上手い人がいて、曲を作れる人がいるっていう出来過ぎではあるのだけど。
ドラァグクイーン達を息子のように思い、それぞれ悩みや不安を抱えているドラァグクイーン達に寄り添っていく。
ドラァグクイーン達のママのような存在になる。
70代だけど恋愛要素もあって全て上手くいくので、最後は清々しい気持ちになって楽しめた。
息子を愛していたけど、ゲイになり受け入れられないまま亡くなってしまい二度と会えなくなる。
息子の大事にしていた人達を大事にすることで、息子を亡くした苦しみを昇華していくような生き方。
一方、父親は最後まで息子を受け入れられず変わらなかった。息子のお葬式にも出ない。亡くなっても世間体を気にしている。そして、妻にも捨てられる。
どちらがいいのか明らかだ。
もちろん生きている間に息子をそのまま受け入れていれば、もしかしたらドラッグに溺れることはなかったかもしれない。
理想の子どもにはならない、自分の価値観とは違う生き方をしても、そのまま受け入れる。
もし危ない方向にむかっていたら心配し、止める。
犯罪を犯してる訳じゃないのだ。
受け入れて認める。子育てで絶対に必要なのはそれだけかもしれないと思った。