【卵巣嚢腫日記】退院日
6:00
目が覚める。
完全に病院のリズムが身についた。
お腹のテープ跡がかゆいので
軟膏を塗ったり
トイレに行ったり
朝の看護師さんが来るのを待つ。
退院は10:00と聞いているので
それまでに荷造りもしないといけない。
といってもそれほど広げていないけれど。
他の患者さんのときは
いろいろ細かく説明していたけれど
私の時は特に説明もなかった。
7:00
〜最後の朝食メニュー〜
ご飯
みそ汁
肉野菜炒め
ごま和え
夫から10:00に少し遅れそう
との連絡。
検温に来た看護師さんに
確認したところ
10:00過ぎでも問題ない
とのこと。
服薬を終えたところで
着替え。
入院時に着てきた
お腹を締め付けないワンピースを着る。
傷口にも当たらずちょうど良かった。
9:00
お会計のため
1階に降りると
法定の電気設備点検のため
クレジットカードが使えないとのこと。
金額が大きく
とても手持ちの現金では
支払えないため
後日で良いとのことになった。
3週間後の受診時に払う予定。
10:30
お迎えの夫が到着。
看護師さんに声をかけ
忘れ物がないかチェック。
特になければ
その場でサヨウナラ。
お世話になりました
と告げて病院を後にする。
1週間ぶりの外はどう?
と聞かれたけれど
なんとも思わなかった。
どちらかというと
寂しさのほうが勝っていた。
なんで退院するのに
寂しいのかは
よくわからないけれど
ありがとうございました
という気持ちと
寂しい気持ちが
入り混じっていた。