東京はブラックホールのみにあらず

 東京はブラックホールのみにあらず。国内需要が無尽蔵に垂れ流されるように流出する巨大な下水口がある。成田と羽田。
 日本経済を大きな鍋に例えると鍋底に無数の穴が開いている状態。
 その穴は円高という為替によってできた。穴があるから当然張った水はどんどん減って需要不足になってデフレ不況に陥る。
 それが30年継続した。
 財政出動(減税含む)や金融量的緩和は、鍋底の穴を塞がないまま水を注いで鍋を満たそうという方法論だ。
 当然あっという間に再び水量が減って鍋が枯渇する。それくり返していると財政は膨大な赤字になってゆく。

 方策は簡単で「鍋底の穴を塞いでから注水すればいい」のだが、それを東京に住む生産性のない高所得成金がさせようとしない。
生産しない所得長者は意識が成金化し消費選好が国内需要を減らす消費に収斂するためだ。
 下らない右翼小説売ったり男吊し上げる左翼本書いて高所得者になった作家社会学者が右も左もベンツやBMWという輸入高級車を買うのがその一例だ。
成金利権の中心はテレビメディアを中核とした最古の業界体質を維持する「マスコミ業界」だ。
 メディアが視聴者大衆をマインドコントロールして円高利権を死守しようとする。
 鍋底の穴を塞ぐことを妨害する。
 そこで利権構造に与し収入を得ている者どもが自発的に鍋底穴補修から目を背けるポジショントークを繰り返す。
 すべて地方と年寄りのせいにして意識を改めるのを拒否する。癌は東京に集中する無産成金だ。
 よって「東京から情報が発信され続ける限り」これからもよくなることは見込めない。

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