
SmartHR PARK fes.2024で登壇した話 と余談
発見と学びと感動の連続だったSmartHR PARK fes.2024。申し込みの段階で、まさかこんなことになるなんて…という激動の2か月を記してみました。
そもそもPARKとは…
人事労務担当者の多くは「自社のやり方は本当に合っているのか」「異業種でのやり方も参考にしたい」「ひとり人事労務ですべてが不安」など、様々な不安や心配が生じてきます。
センシティブな内容も多く、なかなか人に聞くことも難しい…という世界なのではないでしょうか。
同時に、自社のやり方やこれまでの経験はどうしても「普通」になりがちですが他社にとって「目から鱗」になることは往々にしてあるし、どうしてもクローズになりがちな人事労務を新しい切り口で変えていくことができる…場がSmartHRのPARKだと思います。
たかはし自身、人事労務は専門外なので今の人事労務に関するトレンドを知る一つのツールとしてPARKを利用しており、毎朝のニュースを見る感覚でルーティン化しています。
普段はメンバーが立てるトピックに対して便乗質問や答えられる範囲での自社運用方法の提供、運営主催で行われる定期的なものとメンバー主催で行う不定期オンラインミーティングによる意見交換が主のPARK。
そんなオンライン中心のPARKですが、年に一度開催されるPARK fes.の日程が7月にPARK内ならびに公式XやRPで発表。2022年まではコロナ禍ということもありオンラインのみ、2023年はオンラインとオフラインのハイブリッド開催だったそうです(たかはしが関与しだしたのは2024年1月~)。
今年は完全オフラインイベントということで、遠方ではありましたが「勉強になるだろう」と上司の許可も取らずに早々に申込をし、参加表明(上司への許可は後日ちゃんと取りました…)。
PARKで活動を始めてまだ半年程度の私。完全にイチ参加者として会場に行くつもりでいました。
そう、7月が終わる直前までは。
ある日、運営チームからのDM
トークセッションに登壇してもらえませんか?
何かの冗談か、新手のドッキリか。
という疑問しか残らないオファー。
思わず、運営チームに「オファー出す相手間違えていますよ!」とお伝えしたぐらい。
しかし…
使い始めてまだ歴が浅く(2年目に入ったばかり)奮闘しているという部分と、ある程度運用して「こうやって改善」していったという話
規模感や業界の異なる人が共通の話題を持つことによって生まれる新しい発見
こういった感じの内容を「他社の同僚」としてお話ししてもらえないかという依頼。
登壇相手はSmartHR導入から数年経過していて社労士資格もお持ちの人事労務スペシャリスト。対してSmartHR導入にあたって少しだけかじったというほぼ素人の私。このギャップが面白いのかな…と自己解釈し、200人の前でしゃべることなんてなかなか経験することもないだろうと承諾。
8月上旬に対談相手とどんな話をしていくかを軽く打ち合わせをし、資料を作り、原稿を作り…と準備期間1か月ほどで何となくの方向性は固まってきました。
話す内容としては、
導入のきっかけ
→ただし、ここに関しては参加者全員がすでに利用している企業ばかりなので軽く触れる程度
こんな使い方をして業務改善につながった
→こういった部分をペーパーレス化した・根本から変えてみたことなど
具体的に、年調がものすごく楽になった・入社フローの改善・全従業員向け伝達ツールとしての活用などをメインでお話ししていこうかなと。
だいたいのことは以前noteにも書いているのですが、より具体的な話とか、文字で伝わりにくい部分を中心にしました。
日々の業務が慌ただしかったせいなのか、年のせいなのかあっという間に当日を迎えることに。
直前リハをして、対談相手と「こういった話をするので、ここを広げて話をしてもらう流れにしましょうか」と、お互いの原稿に色を付けるような形で最終打ち合わせを。
対談相手のリードが上手だったので、私はうまくその波に任せようと開き直ることに。
いざ本番…もっと緊張で頭真っ白になるだろうと覚悟していたのですが、意外と冷静でいたのかな?と。思っている以上に聞いている方々の方を向いて反応を見ることができたのは自分ながら驚いています。
が、話をしている内容はその場の流れもあって「予定外」になることも多く、実は(お互いの原稿にも想定していなかったレベルの)完全フリートークが10分近くあったという。
最後に、PARKは参加してこそ価値があるし、自社の当たり前は他社の驚きであること、giveの精神でいると勝手に情報が舞い込んでくるから…という趣旨の話を二人で熱弁し、いい形で丁度の時間に終われた…のですが、よく帳尻合わせができたものだとお互い驚いていました(間違いなく対談相手のかじ取りがうまかった)。
その際に
PARKでの学びは自分のスキルアップにつながる。これの積み重ねで自分自身や自社の成長に繋がってくる。(守りの要である)人事労務に強い企業が増えれば最終的に日本全体がよくなってくる。
と、大それたことをその場の雰囲気で思いついて言ったのですが…少し元気のない今の日本が変わってくるのは本当にこういったことの積み重ねなんだろうと、冷静になった今も思いますし、当日や後日の感想でそこをピックアップして下さる方もおみえだったのは大変うれしく思いました。
その後の時間も数多くの交流しやすい仕掛けを準備してくださっていたおかげで、コミュ障のたかはしでも楽しく過ごすことができました。
画面上では「いつもお世話になっています!」とか「あの人が目の前にいる!」でもオフラインでは「はじめまして!」ばかりなので、不思議な感覚でしたが、それはそれで楽しかったです。
また交流会のはじまりにはBestPARKerスペシャル編がありました。
このBestPARKerとは、PARKの心構え(アクションファースト・ウェルカムマインド・リスペクト・ヒントと共感・具体的に話す)をもとにそれぞれについて毎月表彰されるのですが…fes特別版とでも言うべきでしょうか。
大活躍している方々がみえるので、ここでもあぐらをかいていたのですが、まさかそこで表彰されることとなるとは…。
今回のfesのテーマでもあった「他社の同僚」が全国各地にいて、何なら「他社の上司」もいる。それを強烈に実感できた一日になったのは、参加した多くの方が思っているでしょう。
今後も人事労務をもっと学べる場としてPARKには頼り切っていこう!と改めて思います。