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大切な人たちに会いたい

 環境は人を変える。変わらない人なんていないから、変わらずつながり続けたいと思える人がいるってすごいことなのかもしれない。今年の夏、2人の真友に会った。

 1人は、1年ぶり。もう1人は半年ぶり。ここまで間が開くと思っていなかった。

 会った瞬間、「あ〜、私たちはやっぱりこんな感じ!」と、あのときに戻る感覚がたまらなく好き。会っていなかった時間と空間が埋められていくような感覚。きっと、向こうもそれなりに肩に力が入ってるんだろうなぁ…と。お互いの適度な気遣いが混じり合って中和されていく。会う前は、前のように変わらない以前の私たちのように戻れるかと考えて、ソワソワしてしまうけど、気づいたら変わらない相手へのまなざしがある。きっと変わっているだろう私たち同士が変わらない関係をつむいでいける理由を考えると、真友への感謝の気持ちを感じずにはいられない。

 滅多に会えるわけではない。でも、会うたびに、次会う日までのつながりが更新されていく。次はいつ会おうかなぁ。

 私は人を誘うことが苦手である。その理由は、断れるのが怖いから。いまだに、「他者から誘われる方がいい!」って価値観も見え隠れする。「忙しい。」や「友達は少なくていい。」という言葉の裏には、するべきことで充実している感を演じている側面もあるのかもしれない。でも、他者とのつながりは私の人生を豊かにする。大切な人と過ごす時間が本当に幸せだと気づいたよ。

 会いたいなら「会いたい。」と言葉にしたらいい。決定は相手に委ねる。決定(どうするか)は、相手の課題だからね。でも、何かしらの行動を起こしたら、きっと次に進んでいけるから。

 簡単に人とつながれて、簡単につながりを切れてしまう時代。そんな時代だからこそ、つながり続けたいと思うことには、それなりの理由がある気がする。

 つながりたいと思う人とともに過ごす時間が私の人生を豊かにしてくれる。あくまで自分だけの気持ち。自然と同じように思ってくれる人だけが残っていくから。自然体で向き合える人たちが。そんな人たちと一緒に生きることが幸せなんだ。だから、私の大切な人を大切にできる人でありたい。一人一人と真摯に向き合うことが私の生き方だと思う。


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