ソシオニクス診断結果(sociotype.xyz)
大ボリュームのソシオ診断。
いきなり話が変わりますが、8/21で本noteが一周年を迎えたそうです。
全然意識していませんでした。
そんなわけで、この記事が一周年記念記事(?)になります。大した意味はありません。
この診断、実は7月に一回やったことがありました。
しかし結果が先日行ったタラノフベースのテストと似通っていたので記事にはしませんでした。
その時は150問くらいの質問に答えたのですが、なんとこの診断、もっと設問数が増やせるとのこと。
テスト開始前に表示されている紫色のバーをいじると、設問数と回答時間の目安が変化します。
過去に1000問以上答えた方もいらっしゃったようですが、私の手元では最大400問までしか選択できませんでした。
それでも今までやったオンラインテストの中では最も多い400問…。
多くても150問前後のものが今までの最大問数だったので、実に倍以上のボリュームです。
このテストは今年6月中旬にアップデートがあったようで、現在のバージョン(V1)を「安定版」としてリリースしているようです。
このバージョンでは4つの品質指標を追加し、信頼性の高さを宣伝しています。
そこまで言うのであればこれでソシオタイプ分かっちゃうんじゃない!?という期待感が上がります。
これまでの結果は簡易なものや載せていないであろうものを含めて総じて直観型。
診断結果としては出したことがありませんが、LSIとも言われたこともあります。理由が大変無茶苦茶でしたが…。
果たしてこの中のどれかになるのか?はたまた新たなタイプとなってしまうのか?
テストをする前に、一応注意事項を確認しました。
これ公共の場での自分を想定してやるの!?
これまではむしろプライベートな設定でやっておりましたので、ちょっと心外。
公共の場を想定して診断したらそんなんEIEになるわ。だって過去にそういう想定で遊んだことあるし。
また、このテストで導き出すタイプは特定のモデルに縛られず、様々なソシオニクスの理論をもって診断されるそうです。
クレジットを見る限り、モデルGでおなじみのグレンコ氏とモデルTでおなじみのタラノフ氏の説をベースにしているそう。
回答方式は二極の間で尺度を決める(バーを動かす)タイプ。設問内容は似たような内容のものも含みます。
結果はこちら。
狙ったわけではありませんが、やっぱりEIEになりました。
2位のLIEと僅差という訳でもなく、上位はなんとなくタラノフベースの診断と同じ傾向。
SEEが居るのが意外だったのですが、タラノフベースの方でも意外と上位に居たので不自然さはないかな。
たくさん見るところがあるので、順を追って解読してみます。
なお、診断結果はURLを保存すれば見返すことができます。
・タイプ名
「Sociotype:」の右側に表示されているところ。
私の場合、「Mentor(EIE)-FeN」と書いてあるところです。
なんとこことクリック(タップ)すると、様々な著者によるタイプの説明リンクが展開されます。すごい。
wikisocionのタイプ別ページに掲載されているものとほぼ同様です。
・タイプ名の右側にある4色の円
一見何の意味もなさそうに見えるこのリングですが、カーソルを置くと「クアドラ度」が表示されます。
私の場合はスクショを取っていませんでしたが、下記の通りでした。
(青)アルファ:-37
(赤)ベータ:68
(黄)ガンマ:15
(緑)デルタ:-46
・4つの品質指標
「信頼性」「正確性」「一貫性」「期待度」の4つ。この診断の精度を謳うために設けられた指標。
どれも数値が高ければ良いとされますが、参考値は設問数によって変動します。
記載した数値は400問に回答した場合のもの。
「信頼性」:回答の正確性、自己認識、特性を評価されます。平均107、最大292。
「正確性」:母集団平均から逸脱していないかどうか。平均0.2、最大0.5。
「一貫性」:テストの異なるセクションの質問への回答に偏差がないか。平均0.7、最大1。
「期待度」:取得した予想回答から逸脱していないか。平均0.4、最大0.7。
こうしてみると、自分の場合信頼性は平均を下回ってるものの極端に信頼できない訳ではなく、他は十分といった感じでしょうか。
・小グループ
デフォルトでは隠れていますが、「show small groups(小グループを表示)」ボタンを有効にすると24の小グループが表示されます。
英語だとわけわからんので翻訳表示にしてみました。以下項目名は翻訳されたものを適用しています。
小グループはソシオニクスの二分法を3つ組み合わせたもの。それぞれに特徴があり、この診断サイトのトップページからどんな小グループと項目があるかが確認できます。
基本的には「小グループ名:項目」という表記で表示されますが、診断されたタイプにそぐわないものは本来の分類名が黒字&打消し線で表示され、代わりに診断された項目名が白字で表示されます。
こちらも項目名にカーソルを置くと、項目の説明を見ることができます。
今回の診断では4つの小グループがEIEと見合わなかったようです。
①気質
EIEはEj気質(線形アサーティブ)ですが、私の結果はなんとEp気質(柔軟で操作性に優れた)でした。タイプでいうとILE、SLE、SEE、IEEが該当します。
気質はグレンコ氏によるもの。
②性格イメージ
なんのこっちゃ?と思いましたが、恐らくタラノフ氏による便宜的に用いられたもの。
イワン・ロマノフ氏の画像テストでも目にしました。
EIEは「外向宣言」ですが、私の結果は「内向宣言」。
内向宣言はEIIとLSIが該当するそう。逆にILEとSEEは該当しません。
下記ページの「訳注3」で詳細が確認できます。
③思考形態
これはグレンコ氏による所謂「認知スタイル」に相当します。
EIEは「弁証法的アルゴリズム的」なのに対し、私の結果は「因果的決定論的」。
弁証法的アルゴリズム的、結構納得できたのでちょっと心外でした。でも因果的決定論的もわからんでもない。
なお、因果的決定論的に該当するのはILE、LSI、SEE、EII。すべて②で挙がったタイプ達です。
④生物学的・イデオロギー的バランス
「自己実現」という結果ですが、これだけはマジで分かりませんでした。
解説を見ると、FiとTeを尊重しないタイプが該当するのか?だとしたらILE、LII、SLE、LSIが該当するのかなあ。
ちなみに、EIEはFeとTiを尊重する「普及の原則」だそう。
・小グループの詳細
こちらもボタンで隠れていますので、手動で表示される必要があります。
小グループごとの診断結果が一覧になっていますが、診断されたタイプにそぐわない項目が明るく表示されています。
何気に比率が分かるようになっていて、スクショで撮った「気質」の箇所を見て頂けると分かりますが次点の項目と僅差になっています。
この項目名をクリックすると、次点の候補が小グループ(概要)の結果に反映されるようです。
試しに「気質」をクリックしたところ、Ej気質(線形アサーティブ)がアクティブになりました。
EIEと見合わなかった4つの小グループについて、すべて本来EIEが該当する項目は僅差で2番目に高かったようです。
スクショを撮った「気質」の差が最も大きいもので、他3つの項目はこれより差が開いていませんでした。
本当にミリ未満の差で、大変惜しかった(?)ことには驚きました。
・候補タイプ
診断のメイン。説明不要なくらい見れば分かります。
可能性の高い順にタイプが並べられ、どのくらい可能性が高いかどうかがバーで表示されます。
タイプが日本語訳されるとトンデモ翻訳になってしまうので、翻訳前のスクショを載せています。
何気にタイプ名の下部に診断されたタイプとの関係が示されています。
タイプ名の文字や背景の色に注目すると、そのタイプとどんな相性であるかが一目で分かります。
明るく表示されているバー(診断結果)の下にうっすらあるバーは平均値でしょうか?
また、タイプ名をクリックするとクリックしたタイプを主軸とした相性表記に変化します。
私の場合はEIEがダントツで1位、次点でLIE、IEE、IEIがいい勝負といったところです。
そりゃあ公共の場での自分を想定したらそうなるよ!
これだけ答えたし上位タイプが自分のタイプでいいんじゃね?と言いたいところですが、ソシオは客観性も考慮されるのでなんとも言い難いです。
タイプ知ったところでどうするかなんて人それぞれだし、何でもいいんですが。
・ビッグファイブ
何気にビッグファイブの5項目も診断してくれます。
今回の結果はタイプ化してしまうとSCUEIかSLUEIになりますかね(神経症傾向がどっち寄りかわからんかった)。
更に16personalitiesに寄せると、ENTP相当。まじかよ。
この間やったペルソナ診断か何かかよ。
・機能(情報要素)
こちらも気にする方は多いんじゃないでしょうか。
タイトルの横に、自分の診断結果として機能の強弱が表示されます。
私の場合は、Ni > Fe > Ne > Se > Fi > te > ti > si だそうです。
僅差でNi > Feでした。そしてSiが皆無ですが、私にとってはいつものことです。
選択中のタイプ(デフォルトだと診断されたタイプ)の先導機能と創造機能はそれぞれ白の〇で囲まれており、脆弱機能は赤字と赤〇で囲まれています。
更に先導機能には「符号」が付与されています。
EIEのFeはマイナスの符号が付きます。同じ先導機能がFeのESEの場合はプラスになります。
符号の定義は専門家によって様々ですが、ここで取り扱ってるのはグレンコ氏のものかな?
もちろん機能の説明も機能名をクリックすると詳細を確認できます。
また機能の平均値もうっすらと確認できます。
・二分法
二分法ってイマイチ影が薄い気がする。
外向/内向など、メジャーな二分法は太字で示されているようです。
機能の診断結果と同じで、選択中のタイプ(デフォルトだと診断されたタイプ)とそのタイプにそぐわない結果だった二分法はバーの色が赤紫に変化します。
今回最も高く出たものは「外向」。まあ公共の場を想定してやったからね。
EIEとしては2つの二分法に相違がありますが、どちらもほぼ中央値なので僅差ですね。
というか大体太字の二分法(合理/非合理除く)以外はかなり中央寄りで曖昧。
★おまけ
なんと、「小グループテスト」も存在するようです。こちらは設問数も16と少なくとっつきやすいテストでした。
回答方式は、4つの選択肢に対して最大2つの選択を行い次に進む、といったもの。
最初クアドラテストかと勘違いして、「書いてある内容で判別できてしまうのでは?」と思っていました。
ただクアドラ自体も小グループの一つではあります。他の小グループには詳しくなかったので、序盤以外は全然予測がつかなくて逆に新鮮でした。
結果はこちら。
もちろん狙ってやっていません。というか狙えるほど小グループに詳しくないです。
400問のテストと比べると、全体的に外向タイプの可能性が高いです。
ただし設問数と小グループ限定の診断ですので、精度は通常のテストの方が高いと言えそうです。
スクショには残していませんが、診断結果下部に最も可能性の高かったタイプの小グループについての分類と解説が用意されています。
海外のサイトなので翻訳が大変なところもありますが、診断としてはかなり充実していてやり応えがありました。
記事のボリュームも増してしまった…。
回答は途中で保存されるので、忙しい合間にも診断可能です。
興味のある方は是非お試し下さい。
※追記※
10/14に再度診断結果ページを確認したところ、新しい項目が増えていました!
診断結果の信頼度の下に、「Group role(グループの役割)」、「Δ(デルタ?これはよくわからない、)」、「Creative Rebel(クリエイティブな反逆者。タップすると短い解説が出ます)」が追加されています。
これは「DCNHサブタイプ」に相当するようです。
私の場合はC(クリエイター)がダントツで高く、N(ノーマライザー)が最も低かったです。
「グループの役割」をタップすると出る和訳の説明画像を以下に載せます。
DCNHはソシオタイプとは独立する事や、機能の強化などの一般的なDCNHの解説です。より詳しい解説はFrom Over the Sea様を参照するのがよいかと思います。
そして注意点。DCNHサブタイプは「モデルG」に適用されるものです。
逆に言えば、よく知られている「モデルA」には適用されませんが、巷ではモデルAにDCNHを適用するなど混同されがちです。
(とは言えそこまで厳密ではないかと思いますが)
モデルGにおけるDCNHサブタイプは、モデルAのタイプに関連があると言われています。
例えば、モデルAではILEだった人がモデルGではILIだった場合、DCNHはC(クリエイター)に相当するという話を聞いたことがあります。
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