交渉②相談者が親身でない理由

今までの寄稿を読み進めて頭の整理が出来ている皆さんは、示談書案を作ってこれからの交渉に悩まれていると思います。
ここまで来ると探偵、カウンセラーや弁護士に話をされている人も多いのではないでしょうか?

この寄稿はその悩みについて記したいと思います。
単独交渉が出来るスキルを持つ人には不要です。

さて、相談者にも寄りますが、
実は弁護士も相談している探偵やカウンセラーもあまり介在したくない話です。 
事実、相手も断片的な情報しかしらず、その中で発言一つ一つに責任が伴う話となり、「そういえば良い」とか「これを言えば落とせる」等と言うものが存在しないからです。
これは私の考察ですが、あなた達の殆どが精神的な不安を抱えていて、希望的な話にすがりがちであるからと思います。私も初めはその一人でした。
ただ明確な目的を持って話しているとポイントになる話をしてくれるようになるのが人情です。
先ずは本当の意味で信頼を作るために前稿のような頭の整理がとても大切なのです。

よく聞く話ですが、
相談者が親身ではない!
と言われる方がいます。
整理が出来ている皆さんには関係がない話ですが
どうしたらよいか分からない人に相手もリスク要素の高い話は出来ません。
余談ですが、中には親身になるような接し方をしてくるカウンセラーもいて、探偵まで用意しますというところもあります。一度、良く考えて欲しいのですが話が上手く出来すぎてませんか?あなたが満足するなら良いですが私は不信を感じたのでそういう先は選びませんでした。

繰り返しますが、
先ずは頭を整理してゴールを設定しましょう。時に厳しい話も挟みつつ悩みに寄り添ってくれる相談者に巡りあうのも交渉の前段階で大切な事と思います。
ご参考になれば幸いです。

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