土用の丑の日の由来。
「土用」は日本の暦で季節が変わる目安となる日を指す事を言います。「雑節(ざっせつ)」の一つで、立春・立夏・立秋・立冬の前のおよそ18日間を指します。1年に4回の土用があって今日では「土用」といえば、立秋前の「夏の土用」を思い浮かべる人が多いです。
「丑の日」は十二支の「丑」にあたる日です。昔は、子・丑・寅と日にちを十二支で捉えていました。土用の期間中の丑の日を「土用の丑の日」と呼びました。
十二支で12日周期のため、18日間の土用の間に丑の日が2回巡ってくることもあります。その場合、2回目の丑の日が「二の丑」となります。
「土用」は「土旺用事」の略語です。「土が旺盛にはたらく」というような意味を持ちます。五行説では春に「水」、夏に「火」、秋に「金」、冬に「水」を当てたが、「土」に当たる季節がないことから、季節が変わる前の期間を「土」に当てたといわれています。