格別
【スィーツアトリエ 楓果 FUKA】へ、訪れる。
部下と帰社する途中、「ケーキでも買って帰ろうか」と言うと部下が「珍しいですね!」と返すので、「普段はあなたが(半ば強引にケーキ屋さんへ)誘導するからだろう」と心の中で独言た。
そんな僕の心の中など知る由もなく、部下は手早く近隣のケーキ屋さんを検索し始めて訪れるそのお店へクルマを走らせた。クリスマス当日の午後なのでケーキが置いてあるかどうか心配だったけれど、気取りの無いお店のショーケースには(それほど多くは無いけれど)美味しそうなケーキが並んでいてほっとする。
帰社後、僕に割り当てられたモンブラン(これが食べたかった)を食す。舌触りがとても滑らかで上品な甘さが口の中に広がる。濃密とあっさりが”マリアージュ”した不思議な味で、美味しさ故あっという間に平らげてしまった。
もちろん失敗する可能性もあるけれど、美味しいお店を見つけた時の喜びは格別。