元の木阿弥
僕の中でずっと、くすぶり続けていることがある。
【Apple Watch Ultra 2 ブラックチタニウムケース with ブラックチタニウムミラネーゼループ】は未だ供給が追い付いていない模様で、Apple Store(オンライン)では2〜3週だしヨドバシカメラでも”お取り寄せ”のステータスを保持している。
この状況が僕の衝動を抑える役割を担っているのだけれど、せっかくだから万が一手に入った場合とその後をシミュレーションしてみる(要は暇なだけ)。
確かに、手に入れた当初は「かっこよ!」とはなるだろう。小学生の頃に買い与えてもらった腕時計(メーカーを思い出せない)がスチールのバンドも含めてブラックで、あまりに気に入り過ぎて部分的に塗装が剥げてしまうまで愛用していた思い出があるのでひょっとしたら懐かしさも込み上げてくるかも知れない。
一方で、ブレーキがかかる要素も否定出来ない。気が付けば僕が身に付けているものは黒が多く、以前指摘されたようにそれが「いかつい」と言われる要因の1つになっていると予想される。これを回避すべくささやかな工夫を試している最中なのに、一歩間違えれば元の木阿弥となってしまう。しかも現在所有しているApple Watch Ultraのナチュラルがとても気に入っているということも、衝動を抑える役割の1つを担っている。
ところが最近、AMAZON ORIGINALの【ジャック・ライアン】の主役であるジョン・クラシンスキーがブラックの腕時計を身に付けている姿を見て「ひょっとしたら”あり”なのかも」と思い直すようになった。
さらにいま読んでいるエヴァ・ファン・デン・ブルック他著【勘違いが人を動かす】で「決断を先送りするより間違っても決断した方が後悔が少ない」という一文を読んで、その思いに拍車がかかてしまった。
しかし以前よりもほんの少しだけましになった僕は、「まずは実機を見て、出来れば身に付けてから判断しよう」いまとなってはタイミングはそれほど重要では無いし、買い替えそのものも正直言ってどうでも良いことなのだから。