さすがCASIO

ちょっとしたきっかけから、G-SHOCKを修理に出す。

おそらく20年以上前に購入したであろう僕のG-SHOCK【DW-5600E】が期間限定で何度か行われたレストアサービスの対象にならなかった、ということもきっかけの1つ。

G-SHOCK STORE SENDAIへ訪れて、電池とやや白ぼけてよれよれになっていた外装(ベルトやベゼル)の交換をお願いした。1時間ほどで完了すると言われたので(早いし、そもそも在庫でパーツがあるとは思っていなかった)、近くのスターバックスでその日発売になったばかりの新作フラペチーノを飲みながら待つ。

ところが、不吉だと感じる電話が入る。おそるおそる出ると「ケースを交換する必要があるので金額アップ&納期がかかります」僕はちょっと悩んで「それで腕時計として完璧になりますか」と聞くと「完璧になります」と頼もしい返事。せっかくなので、その電話でケースも含めた交換をお願いした。

数日後、SNSで修理が完了した旨のメッセージが届く。次の日G-SHOCK STORE SENDAIへ再訪すると、僕の【DW-5600E】は新品と見紛う姿に生まれ変わっていた。オーダー通りだからもちろんそうなのだけれど、モジュール以外は全て新品となった【DW-5600E】はとてもとても魅力的になった。

これで締めて11,000円だなんて、と個人的にはとても満足している。新品を買うことも考慮したけれどそれなりに愛着のある(だからずっと所有して。いた)腕時計が新品同様に蘇ることが嬉しいし、先日のGUCCIの件を考えると「さすがCASIO」と唸らずにはいられない。

それからしばらく、【DW-5600E】を眺めては笑みをこぼしている。左手首に着けると、ちょっとした懐かしさと極上のフィット感に「手放さなくて良かった」と独言る。

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