「何か新しいものに触れている」
暇に任せて、先日新調した仕事場のPC(Windows 11)を細かく調整する。
デスクトップやフォルダー等の色調をダークな雰囲気にしたりタスクバーの日付に曜日を表示させたり壁紙を好みのものに変えたり。
そんな作業をしているうちに、初めてWindowsに触れた時のことを思い出した。学生の頃家電量販店に勤める同級生からDOS V機とプリンターを購入して卒業論文を書き(他の学生は手書きかあるいは大学のPCを使って書いていた)、仕事をし始めてしばらくして東芝【Libretto】を購入して壊れるまで使い倒した。
いまでも、Windows 1.0の起動音を聞くとあの頃を思い出す。PCカードスロット(!)に差し込めるPHSを購入してほとんどどこでも”モバイル通信”を楽しんだり、数人いた”メル友”達と毎日(時には数時間置きに)とりとめの無い会話を楽しんだり。
それからApple【Macintosh PowerBook G3】に乗り換えて仕事以外ではWindowsと距離を置いたしWindows 11にはあの頃の面影がほとんど無いけれど、「何か新しいものに触れている」という感触がいまでも僕の中に僅かに残っている。
新しいものが次々と現れる現代において僕がいまいち乗り気じゃ無いのは、あるいは歳のせいだろうか。