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誰が私のこころの傷に寄り添うのか…。vol.1


1.それは土下座から始まった…。

6月のとある日曜日。
この日は、二人の娘もバイトと部活が休み、ということで久しぶりに三人で買い物に行く予定になっていた。しかし、前日からの体調不良(気圧頭痛もちで、梅雨時期は日々ツライ)のため、私はゆっくり一人家で過ごすことにした。実際、寝起きた瞬間から頭が痛かった。鎮痛剤を服用し、さて寝るとするか…。そう思っていた。

ちょっと遅い朝ごはんを食べるために起きてきた次女が、電子レンジで昨日の残り物を温めているとき、事件?は起きた。
ガチャッ。玄関でドアが開く音がした。
長女はこの日検定試験があり、家を出てから、ちょっと経っていた。
忘れ物を取りに来たとしたら、もう試験には間に合わない時間だ。
「ただいま。」
帰ってきたのは夫だった。
夫は他県に単身赴任をしている。ちょうどそれも1年11か月経ち、来月戻ってくることになっていた。荷物を運んだりするのは、まだ来週以降のはずだったので、突然の帰宅だった。
「あれ?今日は帰ってくるって言ってたっけ?」私がきくと、
「いや、言ってない。」と夫。そして、
「ちょっと次女ちゃん、部屋にいてくれる?」突然帰ってきた父親に、部屋に戻るよう言われる次女。
ドアを閉め、私に向き合い、話があるという。
夫は座って頭を下げた。
「すみませんでした!」
…ここから怒涛の一週間が始まった。

しかし私はここで気が付いた。部屋に収監?されている次女の朝ごはんは、まだ電子レンジの中ではないか。彼女も、検定試験が終わった長女と買い物へ行く待ち合わせをしているので ゆっくりしている時間はない。
事情を話し始めた夫をいったん止めて、私は電子レンジから 次女の朝食を取り出し、部屋に運んだのであった。

第一話はここまで。
気持ちの整理と、まさか私の人生にこんなことが⁈…の記録と
この出来事により得られた諸々について…等、
書かせていただきます。

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