なぜ、不採択だったのか?『AI添削』で新たな視点と作文例までを生成する
1.はじめに
はじめまして、Brightと申します。
私は、補助金申請経験10年のプロコンサルタントで、ものづくり補助金や持続化補助金、事業再構築補助金を中心に申請書作成~報告までを一貫してご支援して参りました。
中小企業庁のものだけでなく、自治体の補助金も含め、10年で累計280件ほど支援してきた実績があります。(採択実績はプロフ欄にて)
最近では、自社業務に生成AIを活用するようになり、業務効率/生産性が大幅に向上しております。とくに、事業計画書作成の段階において効果が高いわけですが、この記事では「事業計画書の弱点補強・充実化の観点を得る」といった点でAIを活用するノウハウをシェアしたいと思います。
"AIに仕事を奪われる”立場ではなく、
AIを”武器として使う側”にまわりたいと思っています。
2.この記事の対象者
この記事は以下のような方を想定してつくりました。
①担当業務を抱えているのに自社の補助金獲得のため苦労して事業計画書を作成している担当者
②補助金申請したが「不採択」という結果となり、再度チャレンジしようとするプロコンサルタントの卵
③採点基準に照らして幅広い視点で計画書を見直し、弱点を補強してより良い事業計画書を作成したい、しかもこれまでよりも短時間で作成したいプロコンサルタント
④補助金申請を強みにビジネス展開してきたが、実際のところ事業化報告書などに手間が多くかかっており、申請書作成のフェーズを省力化したいと考えているプロコンサルタント
⑤生成AI活用はどちらかというと「邪道」と思いつつも、実は少し活用して楽できるのかな、とほんのり期待している人
3.この記事で得られるもの
ズバリ、
『9つの評価軸』を元にしたAI添削結果と作文例
を得ることができます。
『9つの評価軸』に照らして、
①事業計画書の弱点、改善案の提示
②改善策の提案と作文例
③作文例の充実化の方法
そうなんです、弱点の指摘だけでなく『作文例』まで
AIに示してもらおうといった少しズルい(?)内容です。
あなたはAI反対派でしょうか?
この記事を読み、ChatGPTに触れて頂ければ今後の潮流はAI活用必須の流れになっていくと実感されることでしょう。
4.『ChatGPTすごい!』の気づき
少し我が社のエピソードに触れたいと思います。
ChatGPTがこの世に出てしばらく経ったころの話です・・・
我が社の全員がニュースなどでChatGPTを既に知っており、無料アカウントを作って触れてみたことがありました。
既に持っているGoogleアカウントでログインできるし、入力欄は一つしかなく手軽にスタートできる印象でしたね。
①ChatGPTに触れてみた
「AIに聞きたいこと」を文字で入力しエンターキーを押すと、ものの数秒で結果がツラツラと表示されるわけです。
質問例「飲食店業界の課題について教えて」
↓↓↓ 生成AIの回答 ↓↓↓
なるほど、それっぽい内容が列挙されます。
しかし、10個も提示してくれる点、自分が見落としている部分、薄い認識だった部分を補完してくれるような感覚ですし、まさに自分のお客さんの課題と重なっている部分もある・・・。
いいね。。。
事業計画書を書く時のネタ導出にいいな。
誰かが言います。
「これって、(将来的に)我々の仕事もAIに奪われるんですかね・・・」
続けて、誰かが言います。
「いやいや、Google検索(の結果)と一緒やん・・・」
確かに、、、google検索結果をほどよくまとめたような結果が得られるのでちょこちょこ使ってみたいかなとは思いますが、「仕事を奪われる相手ではないかな」程度の印象でした。
調べものなら「google検索」で事足りるなといった印象です。
ところがです、、、
②ChatGPTの本領発揮!?
上のエピソード程度ならだれもが初めに経験することでしょう。
その時のAIの使い方がAIに「何かを尋ねる」程度の使い方でしたから。。。
しかし、続けて以下のように聞いたところ・・・
「集客の難しさといった課題について、より具体的に300文字程度で3つ教えて」
おおおおぉ。
そうそう。こういうことが言いたかった。
なんとなく頭には同じような知識はあるものの、文章に起こすとなると、書きはじめや文章のまとめ方などどうしようかといったところから多少なりとも時間を要するわけです。
いえいえ、知識が無い人でも同じような文章を生成してくれるわけです。
そうです。
とりあえずたくさん列挙させて、後はこちらが選んだり、組み合わせればいいんです。
③生成AIは使い方次第だなと気づく
「Google検索」とはモノが違う・・・と気づいた瞬間でした。
周りのみんなも目を合わせ、次のアイデアが即座にでます。
なんと!!!
語尾が、私たちが普段書くようなビジネスライクな表現に変わりました。しかも誤字脱字などありません。
これまでも、私自身、部下の事業計画書を添削する際に「もっと具体的に列挙する数を増やせ」とか「記載を充実させろ」とか「文末の表現」など細かく指摘してきましたが、文句も言わずに何度もやってくれるAI君・・・すごい。
さらに深堀りができるんです、、、
AIが挙げてくれた「消費者行動の変化」について深堀りさせた結果、3つの観点を得ることができました。
これだけでも、肌感で業務効率化ができると直感で感じたこともあり、即座に有料プランへの申し込みをしました。
月額20ドル(*)であれば即座にペイできると判断しましたし、より最新モデルのAIが活用でき、蓄積されたナレッジもなるべく最新のものを活用できるからです。
*・・・2024年11月時点でのChatGPT Plusプラン価格
5.我々からのシェア内容
お待たせしました。
このように、ChatGPTはAIが蓄積した莫大な知識をベースとして、人間に対してあらゆる示唆を与えてくれます。
そしてリアルタイムで生成AIは進化しています。
これを使わない手はない、それ以降、我々は事業計画書のブラッシュアップで繰り返して使うことのできるチャットボットを制作しました。
このチャットボットは事業計画書のデータをドラッグ&ドロップするだけで
①『9つの評価軸』に照らし、事業計画書の改善候補、改善案の提示してくれる
②改善策の提案と作文例を示してくれる
③さらに追加の命令で作文例の充実化
をすることができます。
書きかけのものでも、完成したものでも、よりブラッシュアップしたいものでも、いったん不採択の結果が出てしまったものでも、文句を言うことなく、何度でも添削をやってくれます。
※ここでいう「9つの評価軸」ですが、一般的に事業計画書を作るうえで重視すべき下記の観点としました。
①「事業の革新性」
実施しようとしている事業に革新性がどれほどあるか
②「競争優位性」
同業他社に比べて競争力があると考えられるかどうか。
他社の取組状況や提供価値などを調査したうえで述べら
れているか。
③「模倣困難性」
他社に模倣を受けて市場シェアを奪われる心配が無いか
どうか。参入障壁がどの程度構築されているか
④「実現可能性」
実施しようとしている事業に実現可能性があるかどうか
⑤「市場規模」
実施しようとしている事業は十分な市場ニーズを有して
いるかどうか。数値を使った表現が含まれるなど具体的
か。
⑥「生産性の向上」
実施しようとしている事業の生産性向上が見込めるかど
うか。数値を使った表現が含まれるなど具体的か。
⑦「事業の採算性」
実施しようとしている事業の採算性、収益性、成長性は
どうか。数値を使った表現が含まれるなど具体的か。
⑧「投資対効果」
実施しようとしている事業は投資対効果がどれくらい
か。数値を使った表現が含まれるなど具体的か。
⑨「政策面」
現状の日本の課題や政策との整合性はあるか
とはいえ、いったいどのような内容なのか、下記でイメージをつかんでいただければと思います。
~手順イメージ~
■手順0:後ほどご案内するGptsリンクを開く
(前提:ChatGPTにログイン)
■手順1:事業計画書ファイル(Wordやpdfのテキスト文書)をドラッグ&ドロップ
■手順2:スタートボタンを押す(もしくはEnterキー押下)
数秒するとツラツラと始まります
「評価できる点」を5点ほど上げてくれます・・・
続いて改善候補(と改善策)・・・
作文例までも・・・
いかがでしょうか?
9つの評価軸に照らして改善案や作文例を提示してくれるこのChatbot。。。
しかも投入した事業計画書に記載されている内容を踏まえて引用して”応用的に”文章が生成されていることが分かります。
そのまま丸パクリしたくなりそうですが、
・いいところだけをかいつまんで選択したり
・それらを組み合わせたり
・さらに自社の背景や自分のテイストを加えて
より充実化させることができるのではないでしょうか。
また、実際に触れてみると生成AIのスピードと提示の豊富さに驚かれると思います。「知ってはいるけどすぐには思いつかなかった」ような観点も提示されたりしてとても便利です。
お客様の考えを「言語化」してあげるのにも役立ちそうです。
さて、以下の有料記事では、
①チャットボットのリンクURL(GPTs)
②活用度をより高める使い方・工夫
③留意点
をまとめています。
皆さんは、お手元にある不採択の事業計画書(Wordやpdfファイル)をドラッグ&ドロップしたり追加の指示をすることで、
・現状の申請書で評価できる点
・改善候補と改善策の提示
・改善策の作文例
を得ることができます。
是非、活用されてみてください。
「いっそのこと事業計画書を作成できるGptsはないの?」との声も聞こえてきそうですが、この記事はあくまで一度作成した事業計画書の添削やブラッシュアップをテーマにしています。
事業計画書作成のChatbotについては別記事で紹介する予定です!
☆価格について
提供の価格ですが、なるべく多くの方に気軽に生成AIに触れていただきたいことと、この記事では添削と提示の仕組みをシェアするものであって、プロンプト生成のノウハウやプロンプトの内容そのものを提供するのではないことなどから安価な設定とさせて頂きました。
ご自身で文章を充実化する手間暇、専門コンサルタントに依頼する手数料、はたまたGPTプロンプトのライティングを外注するコストなどと比べれば格段に安いものではないでしょうか。
※おことわり※
・チャットボットのリンク(Gpts)を使用するにあたっては別途、ChatGPTの有料版(2024年11月時点 ChatGPT Plusプランで20ドル/月)への加入を想定しております。
無償版ChatGPTではバージョンの古いモデルによる文章生成となります。
・生成AIが出力する内容についてはChatGPTの仕様やポリシーに準拠します。各自にて内容そのものや妥当性のご確認を必要とすることと、その内容が採択という結果を保証するものではありませんことをあらかじめご承知おきください。
・本記事の内容、価格については予告なく変更となる場合があります。
以下、有償コンテンツとなります。
1:Chatbotのリンク
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