サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 “turn” STREAMING LIVE 感想
サカナクションのストリーミングライブを視聴した感想を書いていきます。
私はサカナクションの曲は、有名どころしか知りません。でも、「NHKスペシャル 山口一郎 "うつ"と生きる ~サカナクション 復活への日々~」を視聴してから、今回のサカナクションのツアーがずっと気になっていました。
所々流れるライブ映像が素晴らしく、観たいな〜という気持ち。
山口さんの体調、大丈夫かな?という気持ち。
今回ストリーミングライブが決定されて、とても嬉しかったです。
印象に残った曲を取り上げながら、ライブの感想を書いていきたいと思います。
1 陽炎
上に書いたNHKのドキュメンタリーを観て、ストリーミングで曲を購入しました。1番ライブで観てみたいと思った曲です。
これはライブで盛り上がるだろうなと感じました。バックの映像も素敵です。山口さんの生歌、ストリーミングで聴くよりも魅力的だと思いました。セルフエコーのところ、ユーモアがあって面白かったです。
またこの陽炎、ギターがすごく難しそうだと思いました。リズム刻むところが全くブレてなくてすごいです。
2 アイデンティティ
この曲は元々知っていて、たまにYouTubeで聴いていました。メロディと詩が素晴らしいと思っていました。
最初の方の「そう!」とお客さんが歌うところ、テンポがぴったり合っていて、盛り上がります。
風を待った女の子〜の後のベースライン、無茶苦茶難しそうなのに、ライブという場で魅せる草刈さんは素晴らしいと思いました。
ここでの映像も好きです。三角形をベースに、どうして?という表情の人達が映されていました。尖った感じが曲に合っているなと思いました。
3 ルーキー
YouTubeで観て、アイデンティティ→ルーキーのつながりが鉄板なのかな?と思いました。
YouTubeで観たときはピンと来なかったのですが、ライブではおおっ!となりました。曲が徐々に入れ替わり、完全に変わった瞬間がカッコよかったです。
ベースの草刈さんとギターの岩寺さんがドラムを叩くシーン。ライブでメンバーが他の楽器を演奏すると盛り上がります。このシーンも無茶苦茶カッコよかったです。
4 ユリイカ
このストリーミングライブで、初めてじっくりと聴きました。寂しささえも感じさせない無機質な東京、生き急ぐ自分、だんだん東京に呑まれていく…という情景を感じました。
サビの部分、バックの音楽は静かなのと対照的に、山口さんの熱さというか、気迫を感じました。
5 ミュージック
この曲も、ドキュメンタリーで取り上げられていて気になっていた曲です。
最後のサビの部分が圧巻でした。メンバーとお客さんの大合唱。2年間の休止期間を経て、みんなこの瞬間をずっと待っていたんだなと思いました。
6 ショック
ユーモアがある曲だと思いました。お客さんもノリノリで楽しそうです。この曲の雰囲気を作っているの、1番は草刈さんのエレキベースなんじゃないかと思いました。
7 忘れられないの
この曲はYouTubeで知って、ストリーミングで購入しました。歌詞が好きです。メロディはサカナクションには珍しい?シティポップみたいな感じがします。間奏のベースラインも難しいと思うんですが、ゆったりと弾きこなす草刈さんが魅力的です。
サビの所が高音で歌う側はしんどくないかな?と思うんですが、山口さんの生歌が素晴らしかったです。
8 白波トップウォーター
ライブでは17年前の曲と紹介されていました。調べてみると本当に初期の曲で、ファンの方からも人気がある曲のようです。
都会で生きることの孤独感、1人で明けるまで待つ夜、その中で見る儚い夢…という世界観を感じました。
原点を忘れない、という気持ちでこの曲をチョイスしたのかな?と思いました。
9 シャンディガフ
サカナクションは東京で生きる孤独感、眠れない夜、迷う自分…というテーマの曲が多い、という印象がありました。でもこの曲はそんなテーマとは全く違う曲でした。山口さんの音楽性の幅の広さを改めて感じました。
夕暮れの中でゆっくり流れる時間、自分の中で弱点と周りからの愛を認めて生きる。素晴らしい情景だと思いました。これは生きていく上で大事なことだと思います。いつも気持ちが張り詰めていたら生きるのが辛くなってしまうと思うので。
調べたら作曲はサカナクションとなっていました。ライブのトリにこの曲という選択は、サカナクションで今後も活動を続けていきたい、と表明しているのかな?と思いました。
まとめ
サカナクションのライブを通しで見るのも、知らない曲をじっくり聴くのも初めてでした。
ストリーミングライブで視聴し、ライブの雰囲気を楽しむことができて、本当によかったです。
いいな!と思う曲も見つけることができました。
山口さんとサカナクションのメンバーに対しては、新サカナクションとして頑張ってほしいと同時に、無理せず自分たちのペースで進んでいってほしいなと思いました。