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約100名の候補者データから読み解く、即レスと面談セット率の関係性
こんにちは!ブライエッジです。
社会人の基本といえば「即レス」ですよね。電話、メール、チャットツールと様々なコミュニケーションの手段がありますが、どのツールにおいても即時で対応することが仕事の鉄則だと言われています。
候補者様の対応でも同様に、ご返信をいただいてからすぐに返すことが重要です。
とはいえ、実際にすぐに返信することが面談セットの数やセット率を伸ばすことに寄与しているのでしょうか?
今回は、弊社で担当しているプロジェクトでやり取りを行った約100名分の候補者様のデータをもとに、候補者対応の時間と面談セット率の関係性について調べてみました!
元データの基本情報
とあるプロジェクトにおいて、2024年1月1日~2024年11月22日の間に、弊社からスカウトを送付しご返信を頂くことが出来た候補者様、99名分をもとにしています。
スカウトにご返信をいただけた日付・時間と、実際に初回の対応を行った日付・時間、そしてリードタイムを集計しました。
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リードタイムが24時間超えると、4人に1人が離脱する
まずは集計したデータを「リードタイムが短い順」に並べ替えてみました。
E列(面談セット日)が空欄のものは、スカウトに返信をいただけたもののカジュアル面談の日程調整までは至らなかったという状況です。
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そのうえで、リードタイムと面談セット率の関係性を調べてみたところこのようになりました。
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ご返信いただいてから3時間未満で初回のご連絡を行った候補者様の面談セット率は約82%。
3時間~24時間未満は、約83%とほとんど差分が見られません。
ところが、24時間を過ぎると面談セット率が10%も下がっていることが分かりました。
24時間以上が経ってから対応した方の面談セット率は約73%。
つまり、ご返信をいただいてから24時間以上、放置してしまうとその時点で4人に1人は離脱してしまう可能性があります。
そうはいっても、土日とまたぐ時にはどうする?
24時間以内に対応したほうがいい!ということは数字を見ても明らかですが、とはいえ365日ずっと仕事をしているわけではないのも事実ですよね。
実際に社内でこのデータを見た全員から「とはいえ、金曜の夜にご返信をいただいたら、対応はどう頑張っても月曜朝になっちゃうよね」という意見が出ました。
そこで、曜日別・時間帯別の返信数を集計してみました。
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そもそも返信が最も多いのは火曜日と木曜日でそれぞれ19名、平日5日間のうち最も返信が少ないのが月曜日・金曜日の12名という結果になりました。
土日がお休みの会社の場合、金曜の夜(20時以降)~土曜日にいただいた返信は24時間以上が経過してから対応することになります。
つまり、金曜12名、土曜2名の合計14名は24時間が経過してから対応する可能性があります。
金曜日の12名について細かく内訳を見ていくと次のようになりました。
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仮に、18:30終業でそれ以降は一切業務を行わないと仮定すると、19時台1名、20時台1名の合計2名がその日中には対応できません。
土曜日にも2名返信をいただけているので、今回調査の対象としたプロジェクトにおいては、合計4名が24時間以内に対応できなかったということになります。
ご返信をいただいてから24時間以上、放置してしまうとその時点で4人に1人は離脱してしまう可能性があるということを考慮すると、離脱する可能性のある方は1名のみです。
せっかくご興味をお持ちいただけたのにカジュアル面談やご面接にお越し頂けないのは非常に悔しいことではあります。
一方で、そのためだけに「土日稼働のためのシフト」を組むほどか?と言われると、弊社としてはそこまでの対応はしなくてもよいのではないか、と感じました。
まとめ
今回は、約100名分の候補者データをもとに候補者対応の時間と面談セット率の関係性について調べてみました。
24時間以内に対応することが面談セット数を伸ばしていくための1つのカギになりそうです。
採用オペレーションを組む際の参考になれば幸いです!
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