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スカウト文面を作成するときに気を付けたい2つのタンブン

こんにちは!ブライエッジ株式会社 RPOチーフコンサルタントの三村です。

「私が作ったスカウト文面って、なんか読みにくい」
「冗長な感じがして、想いが伝わり切らない文章になってる気がする」
こう思ったことはありませんか?
今回は、社内・社外を問わず「スカウトの文面をチェックしてほしいです」と言われたときに私が必ずチェックしているポイントについてお伝えします!


添削するときも、自分で0から文面を作成するときも、私は2つのタンブンを心掛けています。
タンブンとは「短文」と「単文」です。
短文はその名の通り、短い文章。単文とは主語と述語の組み合わせが1つしかない文章のことです。
それぞれ、詳しく見ていきましょう!

1つ目のタンブン=短文

メールもSNSも、転職サイトもいまやスマホで見るのが当たり前の時代。スマホの縦長の画面では、長文は非常に読みにくいですよね。
私はスカウト文面を作成する時、スマホで確認する人のことを考慮してなるべく短い文章で書くようにしています。

そもそもスマホで見る場合、1行あたりどのぐらいの文字数が適切なのでしょうか?
ニュースアプリや、スカウト媒体の文字数を実際に数えてみました!

最短14文字、長いものでも1行当たり24文字、平均は20文字という結果でした。
一方で同じメディアでもPCから閲覧すると平均の文字数は36.8文字。
スマホとPCでは1行当たりに書ける文字数が1.5倍~2倍ぐらい違うことがわかります。
スカウト文面はPCから作成することが多いため、PC画面からの見栄えが良くてもスマホから見ると読みにくく感じてしまう可能性があることに注意しなければなりません。

2つ目のタンブン=単文

単文とは、文の中に述語が1つのみの文です。いくつか例を見てみましょう。

例:雨が降っています(述語:降っています)
例:このりんごは美味しいです(述語:美味しいです)
例:もうこんな時間だ!(述語:時間だ)
例:弊社は決済領域のプロダクトを展開しています(述語:展開しています)

述語が複数ある文章のことを、複文と呼びます。たとえばこんな文章です。

例:台風が来たので、今日はリモートワークにしよう。

この文章には、「来た」と「リモートワークにしよう」の2つの述語があります。
例文は短いので、パッと見てどういう状況なのか理解できた人が大半だと思います。しかし、実際のスカウト文では読みにくいケースが散見されます。

弊社は『仁創経営』を掲げ、エグゼクティブサーチ事業と、採用代行を行うRPO事業、そして人事評価制度構築事業の3つの事業を行っており、IT・スタートアップ領域の採用、育成、その後の定着・活躍までの全人事課題の解決をご支援しています。

この文章を一読しただけで下記の問いに完璧に答えられるでしょうか?
・ブライエッジの理念
・保有している事業の数
・解決している課題

せっかく書いた文面も伝わらなければ意味がありません。
この文章を述語で分けるとしたら
・(理念を)掲げる
・(事業を)行う
・ご支援する
の3つに分けることができます。
実際にそれぞれの述語で切って文章にするとこのようになります。

弊社は『仁創経営』を掲げています。
エグゼクティブサーチ事業と、採用代行を行うRPO事業、そして人事評価制度構築事業の3つの事業を行っています。
IT・スタートアップ領域の採用、育成、その後の定着・活躍までの全人事課題の解決をご支援しています。

適切に改行できることもあり、かなり読みやすくなったのがお分かりになると思います。
単文を意識すると、自然と短文にもなっていきます。
ぜひスカウト文面を作成したら、主語の数を意識して数えてみてください!

実際のスカウト文面で見比べてみると・・

上記を意識した文面と、そうでない文面、それぞれを用意して転職サイトのメッセージ画面風の画像にはめ込んでみました。
1行当たり20文字になるように調整しています。

1枚目は、1文あたり100文字前後で文章を作っています。
また、最初の文章には上述の通り、3つの述語が存在しています。
・(理念を)掲げる
・(事業を)行う
・ご支援する

2つ目の文章(会員番号から始まる文章)も同様に3つの述語が含まれています。
・(ご実績を)拝見する
・(お時間を)頂く
・ご連絡する

2枚目は、1文あたり50文字前後で文章を作成し、基本的に1文に1つの述語となるように作成しました。

文章を短くするために箇条書きを使用していることもあり、
・何の事業を行っているのか
・なぜ、自分にスカウトが届いたのか
という2点が一読しただけで伝わります。

同じ内容でも、短文と単文を意識して書いただけで読みやすさが大きく変わることが体感いただけましたでしょうか?

まとめ

本日は、スカウト文面作成時に気を付けたい2つのタンブンについてお伝えをしました。
改めてまとめると、次のようになります。
①短文=スマホ画面では1行あたり20文字前後で改行される。
②単文=可能な限り、1文に述語が1つとなるように書く

スカウト文面を作ってみたものの、どうも読みにくくて・・とお困りの方のヒントになれば幸いです!

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