熊本城瓦御守 presents 能動的未来奪取戦略。のその後〜ご寄付をお渡ししました編〜
8月28日(土)に実施した「熊本城瓦御守 presents 能動的未来奪取戦略。」
■熊本城瓦御守 presents 能動的未来奪取戦略。
◯ 2021/08/28 (土)19:00 - 20:30
◯ ゲスト:松本杏奈(Anna Matsumoto)さん
◯ イベントページ:https://bridge-omamori2021.peatix.com/
イベントでお預かりした寄付金をお渡ししてまいりました。
イベントを実施したのは、熊本城瓦御守への思いがけない反応から
被災地域などで使用された廃棄ブルーシートに、熊本城の被災瓦を封入した熊本城瓦御守。
元は、熊本城の観光客増加を目的に企画・販売を開始しました。熊本地震により破損した熊本城の瓦や、熊本をはじめ、多くの被災地域で使われ、廃棄となってしまうブルーシートのアップサイクルと、売上の一部が販売元の(一財)熊本国際観光コンベンション協会から「熊本城災害復旧支援金」へ寄付され、復興支援に繋がる仕組みになっています。
しかし、二度と落ちない「後来不落」というメッセージが、私たちの想像を超えて受験生やその保護者に届き、多くの方に手にとっていただけるようになりました。
私たちBRIDGE KUMAMOTOは、熊本地震を機に設立した団体で、これまでの災害支援という文脈で活動していましたが、掲げているのは「クリエイティブの力で社会課題を解決する」ことです。
多くの方に手にとっていただいたことや、昨年ジョインしたスタッフが教育関係仕事をしていたことから、受験や教育、地域格差にまつわるディスカッションを重ねるようになり、「教育」にまつわる課題に対してなにか還元をすることはできないかと考え、まずはじめのアクションとして、今回のイベントの企画に至りました。
イベントは、売上金から、本イベントの運営に必要な経費を差し引いた額を、子ども・若者の自立や就労を支援する団体に寄付することを取り決め、チケットの価格設定・販売を行いました。
学生の方は無料に、一般参加は無料のyoutubeチケット以外に、寄付つきや御守つきチケットを用意しました。
ご参加いただいたみなさま、寄付つき、御守つきをご購入いただいたみなさま、改めてありがとうございました!
子どもや若者にまつわる課題はさまざま
子どもや若者にまつわるは、貧困、虐待、孤立、いじめ、就労と挙げればキリがありません。いずれにせよ、生まれ育った環境に関わらず「命が守られ、もって生まれた能力を伸ばしながら成長でき、暴力や労働から守られ、自由に意見を表せる」という子どもの権利(*1)の実現には程遠いのが現状です。
*1 子どもの権利条約(ユニセフ)
https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_rig.html
7人に1人の子どもが貧困状態にあるといわれており、OECD加盟国の中で最悪の水準にあります。貧困状態にある子どもは、経済的困窮を背景に教育や体験の機会に乏しく、地域や社会から孤立し、様々な面で不利な状況に置かれてしまう傾向にあります。
また、子どもや若者がもって生まれた能力を伸ばす機会や選択肢が失われていくのは、貧困だけでなく、学歴や家庭環境や住んでいる場所によっても、起こりうり、学歴格差、地域格差、と様々な名前がついています。
今回、地方と都市にある格差を努力で乗り越えた松本さんをゲストとしてお迎えしましたが、地域や貧困によって生じる格差を社会の仕組みとして小さくしていくことが必要ではないでしょうか。
寄付先 NPO法人トナリビト について
厚生労働省が行った全国調査では、虐待や親の病気などが理由で児童養護施設や里親家庭などで暮らす子どもは、平成30年度、4万4000人余り。児童福祉法の下、原則として18歳になると自立が求められますが、施設などのサポートを受けていないのは5人に1人に上る一方で、経済的な支援や生活相談などを求める声が多く、支援の仕組みが必要とされています。
そういった背景があるなかで「熊本のすべての子ども・若者が『自分は愛されている!』と思える未来」を目指して活動する熊本の特定非営利活動法人トナリビトさまへのご寄付を、2021年10月27日にさせていただきました。
ご寄付お渡しの様子(撮影時のみマスクを外しています)
NPO法人トナリビトでは「自立支援シェアハウスIPPO」は児童養護施設(または里親等)を退所する若者や、家庭の事情等から自立に際して支援が必要な若者に、1年間単位で安心して住める住居と食事を提供し、自立して生きていくための準備をサポートする自立支援型のシェアハウスをはじめ、
居場所事業「相談窓口・居場所スペース『おとなりさん』」
就労支援事業「職親ネット」
熊本市内の児童養護施設での学習支援事業
などを行っています。
ご寄付をお渡しした際には、代表の山下さまから、相談支援の窓口は増えてきているものの、緊急的に過ごすことのできる居場所や滞在場所、施設を出たあと自立して生活していくための住居や食事の提供といった支援は熊本ではまだまだ少なく、継続的な活動や、仕組みが広がっていくことが必要であることなど、様々なお話をお伺いしました。
寄付額としては30,000円と少額ではありますが、今回のイベントの実施を通じて、現状やトナリビトさまの取り組みを知っていただく方が少しでも増えたら嬉しいです。
居場所スペース『おとなりさん』は、山下さんやスタッフのみなさんの明るさ温かさが感じられる空間でした。
■NPO法人トナリビト公式ホームページ
■代表 山下 祈惠(やました きえ)さまインタビュー記事
■トナリビト&自立支援シェアハウス IPPO Facebookページ
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■口座振込でのご寄付
肥後銀行 水前寺支店
(普通)1646810 NPO法人トナリビト
■クレジットカードでのご寄付・マンスリーサポーターへの登録
トナリビト マンスリーサポーター登録(Syncable)
ほかにも物品の寄付やボランティア募集もされています。以下ホームページよりご確認いただき、応援をお願いします!