橋を架ける仕事についての往復書簡#07

こんにちは。書いていた記事が消えてしばらく震えていた洪です…。涼しくなったのは気温のせいだけじゃない…。
そんなこんなで手紙が少し遅くなりました。

さて、ロールモデルの話。うーん、1週間考えたのですが私、その時々でロールモデルがどんどん変わっていますね。身近な方もいますし、あったことない海外の方もいます。

共通しているのは、社会課題について考えるきっかけを、明るく美しく作っている女性、でしょうか。デザイナー、編集者、アーティスト、研究者を問わず。

例えば アーティストのモニカ・メイヤー。あいちトリエンナーレでの作品が日本では有名ですね。シリアスでなかなか話しづらい課題を、明るくビジュアライズしてアート作品として捉えることで、社会課題に真剣に取り組むことだけではなく、誰もがどこかで感じたことがあるかもしれない課題を共有し合うことで考えるきっかけを作っているように思います。
フィンランドに視察で行った時にお話を伺った、キアズマ(フィンランド国立現代美術館)のミンナ・ライトマーさんのプロジェクトへの姿勢は今でもお手本になっています。「美術館とは研究・保存の場所であるが、それだけでは美術館とは言えない。その地域の人がアートに触れて初めて意味がある。そしてそれはアートが好きな人だけではいけない。快適で楽しい場であることで、アートに興味がない人が来館するきっかけを作ることが重要。これからの時代は <生活者視点の専門家>が必要である」この言葉はどんな分野の仕事に携わる時も肝に命じています。その内容に興味がある人はもちろん、興味がない人が参加し、行動するにはどうすればいいか。常に考えないといけない部分だなと思っています。

ちなみに、こういった方からもらった(あるいは書籍等を読んで知った)教訓は、メモにしてたまに見返しています(これこそまとめて書籍化したい)。

ロールモデルに女性や海外の人が多いのは、自分自身がずっとジェンダーやナショナリティなどについていつか取り組みたいと思っているからですかね。知らんけど。

さて、瀧内さんもロールモデルっているんですか?同じことを聞き返してみたいと思います。
あともう一つ、橋を架ける仕事ってコーディネーターとか、編集者、プロジェクトマネージャーとか結構近しい?仕事もあると思うんですが、私の中ではじゃあこのうちのどれかかっていうと「≡」(ノットイコール)なんです。瀧内さんは「ディクレション」という言葉を使うことがありますが、橋を架ける仕事に近しいなっていう他の職業ってありますか?また橋を架ける仕事ととの違いも。

さてさて、普段は往復書簡のやりとりですが、読んでくださっている方からの質問も受付はじめました!ラジオへお便りを送る気分で書いてもらえたらと思います。(お気軽にぜひお寄せください!!)どしどしどうぞ!
https://forms.gle/vMEoesJ5G67diSza6

洪 華奈


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